コロナ禍でバーチャルイベントに活路 いま「6Connex」が注目される理由とは

» 2021年09月29日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ収束を見せないなか、新常態(ニューノーマル)への対応として、ビジネスの現場ではリモートワークや遠隔ミーティングなどがすっかり定着した感がある。また、社内コミュニケーションだけでなく、従来は展示会やセミナー、商談会などリアルの場で行われてきた社外向けの対面コミュニケーションも急激にオンラインへシフトしている。この流れは、仮にコロナが収束したとしても元に戻ることのない、ごく当たり前のビジネスシーンとして定着するはずだ。

 ウェビナーなどのいわゆるオンラインイベントは、参加者にとって移動にかかるコストや時間を抑えられるため、オフラインイベントに比べると集客の点からも効果が高いといわれている。ただしその一方、講演の映像を一方的に配信する形式になりがちで、主催者と参加者の距離を縮めづらく、気軽に参加できる半面、参加者が講演を“ながら見”したり、一体感や臨場感の醸成が難しかったりといった課題があるのも事実だ。

 一気に広がった“ウェビナー”ブームから一転、これらの課題を解決し、より効果的なオンラインイベントを実現するためにはどうすればいいのか。次世代バーチャルイベントプラットフォーム「6Connex Virtual Event Platform」(以下、6Connex)を提供する日立ソリューションズの安部寛之氏に話を聞いた。

日立ソリューションズ スマートライフソリューション事業部の安部寛之氏

次世代バーチャルプラットフォーム「6Connex」

 日立ソリューションズは、ニューノーマル時代の柔軟な働き方や企業DXを支援する非常に幅広いソリューションを扱っているが、その中でも安部氏が所属するスマートライフソリューション事業部は「ビジネス環境の変化に対して、テクノロジーを活用してワークスタイル変革の実現をサポートする」のがミッションだ。

 特に昨今は、コロナ禍によって人の移動が制限され、リアルのイベントを開催しづらくなったことが大きな経営課題の1つとなっており、これを解決するソリューションの提供を検討していたという。そこで同社は、2021年7月に6Connex社が開発する「6Connex Virtual Event Platform」の販売代理店契約を締結。日本市場に向けて6Connexの販売を開始した。

 「イベントのオンライン化が進んでいますが、一般に浸透しつつある中で問題も顕在化しています。1つは急激なオンラインシフトによって、ノウハウのない企業が対応するのは難しく、配信プラットフォームをゼロの状態から独自に開発するのもコストや時間がかかりすぎること。もう1つは、参加者の“体験”という点で、リアルのような演出ができず、一体感や臨場感を作ることが難しいこと。双方向のコミュニケーションがしづらく、企業間の“共創”を生みづらいことも課題です」

 そこで同社が目を付けたのが「6Connex」だったという。

仮想空間上にイベント施設を作り上げる6Connex

 「6Connexは、イベント施設そのものを仮想空間上に構築するプラットフォームです。リアルのイベントでは、会場の中にステージがあったり、出展ブースが並んだりしますが、それと同じように6Connexではイベントの空間を豊富なテンプレートからWebベースのUIで簡単に作り出すことができます。これにより、単に講演映像を流すウェビナーとは異なる臨場感のある体験を参加者に提供します。例えば、ブースごとに担当者を配置して参加者とチャットをしたり、興味関心の似通った参加者をAIでマッチングさせたりと、イベント会場内でのコミュニケーションを促進できる点が大きな違いです。また、年間契約のサブスクリプションで提供されるため、イベントの開催回数によって費用は変わらず、今後ウェビナーが常態化した際にコストが抑えられる点も魅力でしょう。先を見据えたバーチャルイベントプラットフォームといえます」

参加者が担当者とコミュニケーションできる空間づくり

オンラインイベントを成功に導く手厚いサポート体制

 臨場感のある会場を仮想空間上に作り、商品展示ブースやオンデマンド動画配信、カタログコーナーなどを配置して、「ポイントラリーをしながらイベント参加者が楽しめるイベント空間を提供する」(安部氏)という特徴に加えて、主催者側にとってもメリットは多いという。1つは導入の手軽さだ。

 「会場をデザインするコントロールパネルは、Webベースで提供されていて、専門的な知識がなくても直感的に扱えますし、操作方法のトレーニングといった支援メニューも用意しています。『オンラインイベントを開催したいがノウハウがない』といったお客さまも多いかと思いますが、最初は伴走する形でイベントを実施し、慣れてくればお客さま自身でコンテンツをカスタマイズすることも簡単にできます。サブスクリプションモデルなので、スポットで費用がかかる他のプラットフォームと比較すると、使えば使うほどコスト面では有利になります」(安部氏)

コントロールパネルで空間デザイン中の画面例

 2つ目は、イベント参加者の行動を分析し、それらのデータをデジタルマーケティングに生かせる点だ。

 「その参加者が興味関心のある分野が何か。イベントを通してどう態度変容をしたのか。効果的なコンテンツとそうでないコンテンツの違いは何か、といった分析をレポートから確認できます。リアルイベントでは、紙媒体に記入された個人情報やアンケートの回答などを手入力で集計するといった手間がありましたが、6Connexではイベントで収集した情報をSFAのSalesforceやMAのMarketoとAPI連携することも可能です」(安部氏)

参加者を分析する詳細なレポート

 そして最大の特徴は、顧客の多様なニーズにきめ細かく対応できる日立のグループ力だと安部氏は強調する。

 「例えば、日立グループの中にはオフライン/オンライン問わずイベント運営を専門に行っている事業会社があります。お客さまの中には、バーチャル空間上でオフラインイベントの会場の様子をリアルタイムで流したい、というハイブリッドでの開催を検討するケースもありますが、こうした際でもリアルイベントの運営と連携する形でサポートできるのが強みです。また、大きなマーケティング戦略の1つとしてウェビナーを行う場合も、コンサルティングを含めた支援が可能です。導入から運用、分析、その後のデータ活用まで一気通貫でお客さまに寄り添いながら貢献できると自負しています」(安部氏)

バーチャルイベントプラットフォーム「6Connex Virtual Event Platform」デモ動画

幅広い分野で活用できる「6Connex」の魅力

 この夏、国内での販売が始まったばかりの6Connexだが、すでに医療分野や製薬業界の研修イベントで採用決定に向けた話が進んでいるという。これについて「イベントの自由度や価格面で高く評価していただいた」と安部氏。また、リアル展示会の代替としてだけでなく、ショールームに足を運ぶことが難しくなった現在、仮想空間上の常設展示や工場見学を行いたいという要望もあるそうだ。

 「セミナーやワークショップ、会社説明会などはもちろん、海外では学校のオープンキャンパスを6Connexで実現している例もあります。社内向けの研修として製造現場をバーチャルで紹介する、あるいは社外向けにショールームや生産設備を紹介するのも活用の1つでしょう。これは空間デザインのカスタマイズが容易かつ自由度の高い6Connexだからこそのポイントだと思います」(安部氏)

オンラインイベントの成功を全力で支援したいと語る安部氏

 コロナ禍によって社会環境が激変し、顧客接点のオンラインシフトが進む中、ウェビナーをはじめとするオンラインツールを駆使したイベントの実施は、多くの企業にとって必要不可欠のものとなりつつある。だからこそ、乱立するウェビナーに埋もれることのない、新たな顧客体験や価値を提供することが求められている。

 「オンラインイベントはどうしても主催者と参加者、あるいは参加者同士といった人と人との距離を縮めるのが難しく、その“溝”を埋めるための仕掛けが必要になります。6Connexはこうした『リアルイベントから欠け落ちてしまったもの』を埋める有用なソリューションです。そして、単なる有用なツールを提供するだけでなく、お客さまの課題や目的に沿って、イベントの成功をともに目指し全力でサポートしていくことが日立グループである日立ソリューションズの使命だと思います」(安部氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社日立ソリューションズ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年10月23日