働き方改革の促進やコロナ禍への対応によって「ハイブリッドワーク」が一般的になりつつある。オフィスやコワーキングスペース、在宅など、場所を問わず業務内容に応じて最も生産性が高い場所を選ぶ働き方だ。
こうした変化にあわせてビジネスPCに対する要求も変わってきた。さまざまな場所に持ち出すことができるモビリティ、高い生産性を発揮するためのパフォーマンス、画面の見やすさやキーボードの使いやすさ、そのどれが欠けても不十分。もちろん、Web会議向けのカメラやマイク、セキュリティ対策なども必要だ。
昨今は働く場所の制約がなくなりつつあることで、オフィス縮小などの動きも見られるが、場所に掛かっていたコストを圧縮できるならば、こうした日々の仕事を支える道具にこそ投資をするべきだろう。今や働く場所とは、クラウドであり、アプリケーションであり、Web会議ツールやビジネスチャットツールである。ニューノーマル時代のワークスタイルを支える、高いレベルでバランスのとれたノートPCが求められている。
そんなニーズをズバリ満たしてくれるのが「HUAWEI MateBook X Pro 2021」だ。スマートフォンの開発で培った技術を生かし、先進のハードウェアを洗練されたメタルボディーに凝縮。新しい時代にフィットするこれまでにないPCに仕上がっている。実機を見ながらその魅力に迫っていこう。
できるだけ大きく見やすい画面が欲しい……ハイブリッドワークを実際に行ってみると気付くのが画面の重要性だ。サイズが小さくとも短時間では気にならないが、作業が長くなるとストレスを感じ、疲労となって生産性を低下させる。かといって画面を拡大して大きくしたのでは作業領域が狭くなり、これも生産性の妨げになる。持ち運びを考慮すると画面サイズを大きくするにも限界がある。
この課題を解決するのが、HUAWEI MateBook X Pro 2021が搭載する13.9型の「3Kフルビューディスプレイ」だ。13.9型という数字だけみると「モバイルとしては少し大きめ」くらいにしか感じないだろうが、多くの場合、実際にはもっと大きく感じるはずだ。
これはアスペクト比が3:2であることが大きい。一般的なフルHD解像度(16:9)よりも縦の比率が高いことにより、縦長の文書を画面全体に収めた時に、その中身はより大きく表示できる。逆に、縦長の文書を画面の横幅いっぱいに収めた時は、16:9だと文字が大きくなりすぎてごく一部しか表示されないが、3:2では適切なサイズでより下のほうまで表示できる。
Webページは縦長、PDF資料やWordの社内文書もA4縦サイズを基準に作成されていることが多く、ビジネスとは相性が良い。しかもHUAWEI MateBook X Pro 2021は、画面占有率約91%、画面の非表示部を限りなく狭くしたスリムベゼルデザインを採用。最小限のボディーサイズで最大の体感サイズを実現している。
この液晶ディスプレイは、表示品質の良さも特筆できる。表示解像度は3000×2000ピクセルに対応。画素密度は約260ppiのいわゆる「網膜クオリティー」。肉眼ではドットが見えない精細な画面は、高解像度の写真や動画をきれいに見られるのはもちろん、Windowsのデスクトップやオフィスアプリの表示でも精細さを実感できる。
視野角は178度と広く、sRGB比100%の広色域をカバーしており、インターネットコンテンツであれば制作者の意図通りの色を再現できる。どこから見ても精細でクッキリと見やすい表示が印象的だ。画面の品質が良いと気分が良い。仕事や学習へのモチベーションも高まり、生産性にも良い影響があるだろう。
なお、この画面の良さは、液晶の電極に多結晶の低温ポリシリコンを採用した「LTPS液晶ディスプレイ」であることも貢献している。PCでは聞き慣れない名前だが、スマートフォンや家電製品で実績のあるファーウェイならではの技術が生かされている。
生産性という点ではキーボードも見逃せない。できるだけゆとりがあってタイピングにストレスを感じないキーボードが望ましい。HUAWEI MateBook X Pro 2021は、ボディーの幅いっぱい使って、縦横とも約19mmのキーピッチを確保したフルサイズのキーボードを搭載。
浅めのストロークながらしっかりと押下感があるスイッチは音も全くしない静音仕様だ。静かな共用スペースやカフェなどでも周囲に迷惑を掛けずにリズムよく入力することができる。キーボード手前には、大きなタッチパッドを搭載しており、3本指や4本指によるジェスチャー操作もしやすくなっている。
生産性向上にはパフォーマンスも欠かせない要素。Webブラウズ、ファイル操作、テキスト編集などをテンポ良くできるレスポンスはもちろん、今やスマートフォンで簡単に高画質な写真や動画がとれるため、それらを資料として扱うことも珍しくない。ちょっとした動画編集程度で長時間の待ち時間が発生していては集中力も削がれる。レンダリングやエンコードを高速にできるマルチコアの馬力もある程度は必要だ。
その点、HUAWEI MateBook X Pro 2021は、CPUにCore i7-1165G7を搭載する。開発コードネーム「Tiger Lake」で知られる第11世代Coreの主力モデルで、4コア/8スレッド、最大周波数4.7GHzのパワフルな性能を持つ。グラフィックス機能はIntel Iris Xe Graphics。メモリは高速かつ省電力なLPDDR4X-3733を16GB、ストレージはNMVe SSDを1TBと贅を尽くした構成だ。
高性能を薄型のボディーに収めつつ静音で運用するため、冷却機構にもこだわっている。2基のシャークフィンファンに加えて、極薄のベイパーチャンバーをぜいたくに利用するハイブリッド構成により、高い排熱効率と静粛性を実現している。いくら高性能でもファンが爆音で回ってしまうようでは意味がない。
システムの使用感はとにかく快適だ。まずスリープからの復帰が爆速。カバーを開くとすぐに画面が映り、電源ボタンに搭載された指紋センサーにサッと触れるとログインが完了。すぐに使える状態になる。日常操作のレスポンスも快適そのもので、Webブラウザの検索結果の表示、フォルダを開く操作などもキビキビ。少し大きめのPowerPointのファイルをクリックするなどの操作でも長時間待たされるようなことは皆無だった。
外装はエメラルドグリーンの鮮烈なカラーが目を引く。これまでのPCにはないビジュアルがとても新鮮だ。CNC削り出しによるフルメタルのユニボディーは、質感の高い表面処理に加えて、エッジはダイヤモンドカットで仕上げており、ディテールまで美しい。
スリムなフォルムも印象的だ。具体的なサイズは、約304×217×14.6ミリ。13.9型という大きな画面を搭載しているとはとても思えないほど薄くて小さく、どこにでも身軽に持ち運ぶことができる。
これだけ薄くてもバッテリー駆動時間は犠牲にしていない。56ワットアワーと大容量のバッテリーを搭載し、公称で約13.7時間(JEITA 2.0測定法)駆動できる。ファーウェイ独自の調査(※1)でも、Webブラウジング、1080pローカル動画再生で約10時間、オフィスワークで約11時間の駆動結果が出ている。
※1 バッテリー駆動時間は、ファーウェイラボによるテスト結果に基づいています。明るさレベルは150ニットです。実際のバッテリー寿命は、ノートパソコンの設定や使用方法によって異なる場合があります
実際にHUAWEI MateBook X Pro 2021を外に持ち出し、2時間ほどカフェでインタビューの録音データを聞きながら執筆作業(画面の明るさは40%)をしてみたところ、作業が完了したときのバッテリー残量は77%だった。このままみっちり使っても8時間くらいはもちそうだが、おそらく人間の集中力のほうが先に切れてしまいそうだ。
また、自宅でWi-Fi 6で接続し、輝度最大、音量最大でHuluの海外ドラマをフルスクリーンで鑑賞したところ1時間視聴した時点で残量78%だった。これでも4時間くらいは駆動する計算で、厳しい条件だったことを考えると十分だろう。
なお、Type-Cの小型軽量なACアダプターが付属。急速充電できるため、わずか30分充電するだけで、オフィスワークであれば4時間ほどの作業が可能(※2)になる。バッテリーが切れそうになっても、電源が確保できるカフェならばちょっとした休憩で回復できるため安心だ。65Wポケットチャージャーは、ファーウェイの他のノートPCやタブレット、スマートフォンでも利用可能。
※2 本体の画面をオフにした状態(スリープモードまたは電源オフ)で充電した場合。データはファーウェイラボによるテスト結果です
キーボードの奥にはWindows Hello対応の指紋センサーを一体化した電源ボタンを搭載する。Windows Helloに登録しておけば、起動の際には、電源入れるためのボタンを押す動作のみでWindowsのログインまで完了する。もちろん、登録した指紋と別の指で押した場合は、電源は入るがログインはできない。
スリープからの復帰もとてもスムーズ。カバーを開ければすぐに画面が点灯し、電源ボタンの上にそっと指をおけばログインできる。このセンサーの感度は極めて優秀だ。何度もいろいろな触れ方で試してみたが、認識ミスは一度もなかった。利用していない時にPCをロックしつつ、自然な動作でスピーディーにログインできる。
キーボードの中央には、ポップアップするWebカメラを搭載。キーボードベゼル部にクアッドスピーカー、ボディーの手前にはデュアルマイクを搭載。高度なノイズキャンセル機能にも対応しており、リモート会議も快適にできる。日常的にWeb会議ツールを使っていると、意図せずカメラが起動してしまわないか不安になる人もいそうだが、物理的にカメラが格納されるので安心だ。
生産性や使い勝手、ハイブリッドワークに適した機動性とセキュリティ、そして“見られること”も意識し、クラフトマンシップの精緻な技術で仕上げられた美しいデザイン――ニューノーマル時代のビジネスPCに求められる要素を全方位でカバーし、細部に至るまでこだわり抜いたHUAWEI MateBook X Pro 2021は、仕事のパフォーマンスを劇的に高めてくれるはずだ。
ここまでHUAWEI MateBook X Pro 2021の魅力を紹介してきたが、在宅ワークが一般化する中、生産性を向上する方法の1つとして注目されているのが、外付けディスプレイの活用だ。大画面の外付けディスプレイに出力すれば、大きな表示と広い作業領域を両立できる。眼精疲労を予防するには、画面から適度に離れた位置から少し見下ろす姿勢で使うのが最も良いとされているが、外付けならばそうした作業環境も容易に作り出せる。
そして、HUAWEI MateBook X Pro 2021に組み合わせるディスプレイなら、断然同社のHUAWEI MateViewをお勧めしたい。美しいデザインだけでなく、スペックも一流だ。3840×2560ピクセルの高解像度、500ニットの高輝度、DCI-P3比98%の広色域、△E<2の高色再現性を兼ね備え、10bitカラー対応でHDR向けディスプレイであることを示す「DisplayHDR 400」にも対応している。本体にはステレオスピーカー、デュアルマイクも搭載している。
何よりUSB Type-Cに対応し、ドッキングステーションとしても使えることが大きい。画面出力とノートPCの充電、スピーカーとマイク、そしてドッキングステーション経由で接続した周辺機器との接続を、Type-Cケーブル1本で行うことが可能だ。
HUAWEI MateBook X Pro 2021とHUAWEI MateViewを組み合わせることで、外では機動力の高いモバイルPCとして、家では大画面のフル装備デスクトップPCとして、Type-Cケーブル1本で切り替えられる。充電もディスプレイから行えるので、ACアダプターをバッグの中から取り出す必要もない。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2021年12月27日