「シェア」で実現 DX人材不足を解決する高品質・リーズナブルなスポットコンサルティングサービスとは中堅・中小企業でもコンサルを利用できる

多くの企業にとって、喉から手が出るほど欲しい「DX人材」。もはや社内での育成が難しい今、頼るべきは外部人材だが、市場にはDX人材が不足しており、採用するには時間がかかる上、コンサルティングサービスを利用するにも費用が高すぎる――そう悩む企業にうってつけのサービスが登場する。高品質かつリーズナブルにコンサルタントをスポット活用できる「コンパスシェア」(以下「コンパス」)だ。

» 2022年06月20日 10時00分 公開
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 激しい外部環境の変化や多様化を背景に、変革をリードする人材育成が国内では限界を迎えつつある。とはいえ外部からの採用も困難であり、打開策として外部コンサルタントの活用が注目を集める。こうした中、コンサルタント人材の正社員紹介やプロジェクトベースでのフリーランスの紹介を通じ、数多くの実績を上げてきたのがアクシスコンサルティングだ。

 これまで大手コンサルティングファームを活用できるのは、事業規模が大きい大企業に限られていたが、中堅・中小企業の利用も促進すべく、同社は優秀なコンサルタントを“シェア”することで高品質かつリーズナブルにコンサルティングサービスを受けられる「コンパス」を7月27日に提供開始した。コンサルタントの副業・兼業を推進することにより高品質でリーズナブルな価格設定を実現するという。果たして、その狙いと具体的な中身とはどういったものなのか。同社へのインタビューを通し、解説していく。

変化の激しい時代に「内部人材頼り」は難しい

 企業経営における“変化への対応”の重要性は広く理解されつつも、その難度は年を追うごとに増すばかりだ。背景には、コロナ禍などにより変化のサイクルが速まる一方、対応する人材の採用や育成が追い付いていないケースが増えている点が挙げられる。特に、デジタルで企業変革を担う、いわゆるIT/DX人材は圧倒的な不足感がある。

出所:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

 「DXへの対応にこのまま後れを取ると、今後、日本企業の競争力の低下は避けられない」――。こう指摘し、産業界の耳目を集めた「DXレポート」の発表から約4年が経過する。海外IT企業の台頭からも分かる通り、そこでの予見が現実になりつつある。この間、社会は新型コロナによる未曽有(みぞう)の変化に見舞われたが、いち早く業績を回復させた企業の多くも、デジタルを武器としている点で共通する。これらを鑑み、今ではあらゆる企業がDXに本腰を入れ始めている。

 ただし、そこで顕在化しているのが「DXの知見が多くの企業で圧倒的に不足している」という現実だ。DXがもたらすインパクトの大きさを予見しきれなかったこと、DXと従来のITブームとの違いなどを把握しきれず、本来行うべき教育の多くが抜け落ちてしまったことなどが原因だ。

 その結果、「今から社内人材の教育を始めても『時すでに遅し』で、DXの推進に向け、企業の多くが社外に知見を求めています」と指摘するのは、アクシスコンサルティングの常務取締役で経営戦略室長を務める伊藤文隆氏だ。

 「とはいえ、現状として人材市場にDX人材が極めて乏しく、獲得競争が激化しています。現にDX人材の求人倍率はかなりの水準に達し、採用したくてもできない企業があふれています」(伊藤氏)

先が見通せない中で必要な知見を獲得するには

 変化への対応という意味では、DXだけでなく、「働き方改革」や「SDGs」なども挙げられる。それだけでなく、グローバル化による法制変更への対応までも視野に入れなくてはならない。こうした多様な変化まで考慮し、各分野で専門性の高い人材の育成に万全を期すことは、企業のリソースが有限である以上、よほど余裕のある企業でなければ不可能だ。そこでのリスクについて、伊藤氏はこう解説する。

 「複雑な変化に対してスピーディーな対応が求められる一方、専門性の高い人材の育成には時間を要します。中でも中途採用において高い専門性が求められる領域は獲得の難度が増し、さらに時間を要しています」(伊藤氏)

 終身雇用制の下、中長期な観点で人材育成に取り組んできた日本企業において、従来型の人材育成が限界に来つつあることも課題といえる。とはいえ、外部から有用な人材を正社員として採用するには、時間がかかってしまう。こうした状況の打開に向けた“現実解”としてアクシスコンサルティングが新たに展開するのが、「人材のシェア」という独自のコンセプトを軸にしたスポットコンサルティングサービス「コンパス」だ。

「コンサルティングをもっと身近に、もっと自由に」

 コンパスを端的に説明すれば、DXをはじめとする多様な領域の第一線で活躍するコンサルタントから、1回当たり5万5000円(税込、以下同)という料金で課題対応のコンサルティングを受けられるサービスだ。

 もともと外部の知見活用の手法としてコンサルタントを利用する手はあったが、先述した通り、その費用は大手コンサルティングファームだと年間で最低でも数千万円、場合によっては数億にもなり、中堅・中小企業にとってなかなか手が出せるものではなかった。

コンパスが実現する世界観(出所:アクシスコンサルティング資料)

 コンパスを提供する背景には、大手コンサルティングファームで副業を解禁する流れが始まっていることが大きいという。アクシスコンサルティングでコンパスの事業責任者を務める平井芳幸氏は「副業の解禁により、個々のコンサルタントが自らの裁量で活動の場を広げられるようになりました。その点に着目した上で、単なる企業とコンサルタントのマッチングではなく、“時間別のシェア”という一工夫も凝らすことで、中堅・中小企業でも手が届くサービスに仕上げました」とサービス開発の舞台裏を説明する。

 伊藤氏によると、コンパスは少子高齢化が進む中での“必然”ともいえるサービスなのだという。働き手の減少により今後はあらゆる領域で人材不足が確実に進む。その中での変化対応においては、「自社単独での人材育成の難しさからも、社外の多様なプロの知恵を皆でシェアし、共有する方法が効率的かつ現実的です」と伊藤氏。

 同氏はこうしたアプローチの普及を通じて、「企業でコンサルタントを気軽に利用できるようになり、課題解決に向けた“コンサルの民主化”が確実に進みます。コンサルティングをもっと身近に、もっと自由に活用していただきたいと思います」とも話す。ひいては、幅広い企業における変化への適応がそれだけ加速し、日本企業の力も底上げされる――これがコンパスを通じて同社が描くシナリオだ。

大手コンサルティングファームの在籍者も登録する人材DBが強み

 コンパスを企業が利用する流れを説明すると、まずは会員登録を行った上で、相談内容を入力してコンサルタントを募集する。その後、寄せられた応募者のスキルや経歴を基に、コンサルタントに対して仕事を依頼する。

コンパスを利用する際の流れ(出所:同前)

 もっとも、副業の解禁により類似サービスの登場が相次ぐことも容易に推察される。そこでのコンパスの武器が、大手コンサルティングファームに在籍するコンサルタントが数多く登録されているという同社の人材データベースだ。

 同社の経営戦略室で担当部長を務める二宮裕介氏は次のように話す。

 「当社はコンサルティング業界で働くコンサルタントの4人に1人が登録しており、登録人材のコンサルティングスキルには自信を持っています。大手コンサルティングファームなどで活躍するコンサルタントが5万5000円という費用で活用できるとなれば、費用対効果の高さを理解してもらえるはずです」

 スポットコンサルティング後に議事録とコンサルタントの知見を落とし込んだディスカッションペーパーが提供されることも特徴の一つだ。

 「コンパスでは、掘り起こした課題をディスカッションペーパーに明文化して確実に伝達します。その意味で、コンパスはコンサルタントへクイックに相談し、次のアクションにつなげる“入り口”となるサービスだといえるでしょう。もちろんそれ以外にも、経営者のいわば“壁打ち役”として使うなど、用途はさまざまです」(伊藤氏)

 昨今のDX対応では、社内に“攻めのIT活用”の知見を有する人材が少ないことから、大半の企業において、ITベンダーが提案してきた内容の妥当性を判断することさえ困難な状況だという。こうした、対応の“入り口”でのつまずきをコンパスにより解決できることになる。

コンパスと他サービスとのシナジーで企業変革を包括的にサポート

 コンパスを使えば、例えばシステム導入の際にベンダーからなされた提案の妥当性をどう見極めるのか、そしてそれをシステム面にどう反映させるかなど、検討がより深いフェーズに進むこともあるだろう。そうした次のフェーズで力を発揮するのが、長年コンサルタントと企業をつないできたアクシスコンサルティングのサービス群だ。

同社のサービス群(出所:同前)

 例えば正社員を採用して内製化したい場合には、事業会社向けの人材紹介サービスを展開するグループ会社のケンブリッジリサーチ研究所が手厚く支援。DX用のシステム整備のみといったプロジェクト単位で力を借りたい場合には、案件やプロジェクトベースの1カ月単位のフリーコンサルサービス「フリーコンサルBiz」を用意している。それらをその時々で使い分けることで、知識とコストの双方の面から適した対応を進められるようになる。

 アクシスコンサルティングのサービスで成果を上げる企業もすでに少なくない。M&Aを機にグループ内で横串のデジタル組織を立ち上げたある企業では、アクシスコンサルティングが紹介したIT系コンサルティングファーム出身者が、ITロードマップの作成からデジタル組織の立ち上げ、さらに、ガバナンス体制の構築までを幅広く支援し、活動を円滑に軌道に乗せている。また、M&Aを実施した別の企業では、戦略系コンサルティングファーム出身者による不採算事業のスリム化や新事業の立ち上げが、買収先の再建に大きく貢献しているという。

企業だけでなくコンサルタントのキャリアパスにも貢献

 「コンパスの意義は、経験や実績、知見を自ら望む形で培える点で、コンサルタントにとっても小さくありません」と伊藤氏は話す。例えばSFA(営業支援システム)の導入コンサルタントは、デジタルマーケティングの概念に精通しているので、スタートアップ企業のデジタルマーケティングのアドバイザリーをするスキルも持ち合わせていると考えられる。そうしたコンサルタントが、本業ではSFA導入、副業ではデジタルマーケティングのアドバイザリーというようにコンパスを通したスキルシフトをすることも可能だ。

 「その意味で、コンパスは企業のみならずコンサルタントの可能性も切り開くサービスといえます」(伊藤氏)

 アクシスコンサルティングでは現在、企業とコンサルタントの双方からコンパスの事前登録を受け付け中だ。目の前に山積する課題へどう対応を進めるべきかで悩む企業は数多いはず。これを機に「コンサルティングをもっと身近に、もっと自由に」を実現するコンパスを体験してみてはどうだろうか。

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提供:アクシスコンサルティング株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2022年7月11日