なぜ、ヤマハが「動画」サービスなのか? 人事総務、営業など各部門に導入が進む「tollite」の魅力動画を活用する企業が急増中!

コロナ禍がもたらしたデジタルシフトは一過性のものではなく、不可逆であると捉えられている。私たちの働き方はこの数年で大きく変わったが、そのような中で重要度が増してきているのが「動画の活用」だ。クラウド型動画制作サービス「tollite(トリテ)」を展開するヤマハに、詳細を聞いた。

» 2022年11月01日 10時00分 公開
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 1分程度の尺であっても、大量の枚数を割いた紙資料やテキストデータ以上の情報を、分かりやすく効果的に相手に伝えることができる動画。ビジネスにおける動画というと広告のイメージが強いが、マーケティングや宣伝という観点だけではなく、営業やカスタマーサポート、人事総務などのバックオフィスでも活用の機会は広がっている。

 しかし動画制作は、その有用性を理解しながらも気軽にチャレンジできず二の足を踏む企業も多い。理由はいくつかある。一般的に、動画制作を内製する際は動画編集ソフトの習熟が必要というイメージが強い。それが難しければ制作を外注するほかないが、そうすると今度はコストの問題が持ち上がる。

 現在、月額1万円からの定額制で利用できるクラウド型動画制作サービス「tollite(トリテ)」を提供するヤマハも、かつては一ユーザー企業として同様の課題を抱えていたという。

楽器の商品紹介を分かりやすくしたい――そんな想いから誕生したtollite

 もともとtolliteは、ヤマハ社内における新規事業の提案システムから生まれた。提案したのが安立直之氏だ。

photo ヤマハ 音響事業本部 クラウドビジネス推進部で部長を務める安立直之氏

 「弊社はご存じの通り、楽器・音響製品を多種類、扱っていますが、お客さまにどう分かりやすく使い方をお伝えするべきか、長年の課題でした。例えばドラムセット一つとっても、部品点数が非常に多く、組み立て方を画像とテキストのみでお客さまに説明しても、理解していただくことが非常に難しい。また、何より楽器は“音”が肝要なので、分かりやすく、同時に音もお届けできる説明動画を導入したいと常日頃、考えていました」(安立氏)

 しかし、外注しようと見積もりを取ってみると、とても気軽に試せる金額ではなかった。何より、新商品や秘密裏に開発を進めている商品については外注による情報漏えいのリスクもある。そこで、内製で、かつ現場担当者であっても簡単に動画を制作できる方法を模索し始めたことが、tollite誕生につながった。

 サービス化した当初は、顧客からオーダーを受けヤマハ社内でクリエイターが制作にあたっていたが、量産できないという課題があった。そこで、社内に動画制作に関するノウハウが蓄積されてきていたこともあり、2020年に完全自動生成システムである現在のクラウド型サービス、tolliteへ進化したのだという。

インターナルコミュニケーションのための動画ニーズが急激に増加

 コロナ禍でテレワークが広まり、働き方が大きく変わってしばらく経つが、社内情報共有の在り方に課題を感じている企業はいまだ多い。業務連絡にしてもナレッジ共有にしても、画像やテキストのみでは伝わりにくいケースは多々ある。そんな課題解決に役立つのが動画であり、tolliteだ。安立氏は「広告宣伝用だけではなく、社内のいわゆるインターナルコミュニケーション用途を中心に、動画活用の需要は昨今、高まっています」と話す。

 人事やオフィスに関する連絡事項、またはコンプライアンス対策のためのトレーニング資料など、離れて働く従業員に対して日々、人事総務が発信しなければならない情報量は膨大だ。一方で、受け取る側も対面説明がない中で必要な情報を自らキャッチアップし、理解しなければならない。その量が多く、中身が複雑であるほど目を通すのは億劫になる。

 安立氏は、「例えば、社内ツールの使い方をガイドする資料を用意する場合、画像とテキストでまとめるより、PC画面の録画から動画を制作し、実際にマウスの動きを見てもらった方が視覚的に伝わりやすいはずです。また、動画はサーバにまとめてアーカイブしやすく、各自のタイミングで見てもらいやすい。これは、情報を発信する側、受信する側どちらの負担も軽減できる、コロナ禍以降の新しい働き方に適したインフォメーション手段であり、広く業務効率化に寄与します」と説く。

営業活動に動画を導入? 活用方法は――

 また、営業やカスタマーサポートといった部門でも動画活用は広がりを見せている。営業部門の場合、同社いわくよく耳にするのは「プレゼンテーションソフトで用意していた自社の製品説明資料を動画に置き替えたい」というケースだ。これは視覚的に分かりやすい資料へのアップデートになるほか、商談の質向上にも有効な手段だという。同一の資料動画であれば、説明内容に偏りが出ることがなく、属人化解消になるというのが理由だ。また、効果的なセールストークを営業教育資料として動画にすれば、話し方の抑揚、スピード、言葉選びといったスキルを動きや音声で簡単に示せるので、伝達効率の向上に期待ができ、ナレッジマネジメントにも役立つ。

 そしてカスタマーサポートについて、同社の濱崎良太氏(音響事業本部 クラウドビジネス推進部 サービス開発グループ 主事)は「いわゆるマス向けのPR動画は外注し、顧客に応じて個別最適化が必要な動画については内製する。そうすることで、コストを抑えた上で細やかなサポートが実現します。問い合わせに対し、必要な動画を案内できればサポート部門の負荷が減り、かつ解決スピードが速まることでCX向上にも寄与します」と話す。

 従来、動画制作は期間やコストの問題から、1本1本個別最適なものを制作するのは困難であった。撮りっぱなしのワンカット動画であれば誰でも用意できるかもしれないが、それでは要点が伝わりにくい。そのため、「必要箇所のみを切り出して編集したい、テロップを付け加えて情報量を増やしたいというご要望に応えられるサービスとして、tolliteを選ばれる企業さまが増えている」(安立氏)のだという。

 tolliteは、22年9月1日(木)〜12月31日(土)まで初月利用料ゼロ円キャンペーンも実施中だ。もっとも手軽に試せる「トライアルコース」を1カ月無料で利用できるといい、ユーザー企業は今後ますます増えることが予想される。

 しかし、動画制作サービスはほかにも多く用意されている。tolliteはなぜ、そこまで支持されているのだろうか?

動画制作、ハードルの高さをどう解消? tolliteの“解決策”は

 tolliteが選ばれる理由は大きく2つある。1つは制作(編集)のハードルの低さ、もう1つは破格の料金設定だ。まず前者の詳細について安立氏は、「ストーリーをセットにしたテンプレートを複数用意している」と回答する。

 デザインのテンプレートを用意している動画編集ソフトは珍しくないが、“ストーリー込み”で提供している点がtolliteならではの特徴だ。“ストーリー込み”というのは、「こういう順番で素材を組み合わせていくと、1本の動画ができます」という、“絵コンテ”を用意しているということだ。

 具体的には「製品紹介」「セミナー」「作業マニュアル」といった動画の用途(目的)を選ぶと、適したテンプレートが自動的に絞り込まれる。使いたいテンプレートをクリックすると、絵コンテをPDFで確認したり、サンプル動画を再生したりすることができ、「マネするだけで簡単に動画が完成する仕様になっています」(安立氏)

photo tolliteのテンプレート選択画面。制作前に、絵コンテやサンプル動画を確認できる

 編集画面に進んだ後は、表示されるストーリーに沿って素材(画像や動画ファイル)をアップロードしたり、テロップとして挿入したいテキストを入力したりするだけで、1本の動画が出来上がる。プレゼンテーションソフトのような感覚で、誰でも簡単に、直感的に動画を作れる、説明書がなくても直感的に扱える点が導入企業から高く評価されているという。

 テンプレートの検索方法もユニーク。「職種から探す」を選べば、「IT」「人事総務」「営業」「EC」など各職種に適したテンプレートが提案される。もちろんフリーワード検索も可能となっており、「マニュアル」と入力しただけでも「手順紹介」「書類記入」「ポイント別」など多数のパターンがズラリ。「tolliteは広告宣伝用の動画ではなく、営業、そして人事総務といったバックオフィスでの活用を想定している」と安立氏が話す通り、あらゆるインフォメーションへの対応力が感じられるラインアップになっている。

簡単なのにハイクオリティ ヤマハならではのこだわり機能も

 逆にテンプレート通りにしか作れないのかといえば、そうではない。例えばカットの挿入や削除はワンクリックで可能で、素材の指定部分を罫線で囲んで強調したり、フキダシを追加したりといったこともできる。また入力テキストを音声合成で自動的に読み上げるナレーション機能も、非常にクオリティが高い。同社の伊藤弘子氏(音響事業本部 クラウドビジネス推進部 サービス開発グループ 主事)は、「ナレーションは録り直しが発生しやすく、負荷が高い作業ですが、tolliteなら入力テキストを変換するだけで即、音声合成ができるので、ご好評いただいています」と話し、笑顔を見せる。

photo 直感的に操作できる、tolliteの動画編集画面。なお素材となる画像や動画は、専用のスマートフォンアプリ経由で撮って、直接アップロードすることもできる(2022年10月上旬現在、アプリはiOSのみ、編集作業はPCからになる)

 BGMについては“音楽のヤマハ”らしいこだわりも。テンプレートに合わせたBGMが多数用意されていることはもちろん、「上品な」「落ち着いた」などあらかじめ用意されたイメージをユーザーが指定することで、マッチする曲が自動生成される機能を搭載しているのだ。なお、「音についてはお任せいただきたい」(安立氏)という考えから手持ちの音源をアップロードすることはできないが、それによりtolliteで使われるBGMは著作権侵害について心配する必要がなく、安心材料として支持されるポイントにもなっているという。

 クラウドゆえにPCスペックに左右されることなく編集作業ができ、また社内共有や引き継ぎがスムーズな点も魅力だ。テレワーク中であっても共同作業に支障が出ない。完成動画もクラウド上に保管され、複製もできるので、例えば汎用性のある動画が1つできれば、ストーリーはそのまま、素材だけ入れ替えた別パターンの動画を作るといったこともできる。

 この複製機能を使えば、テロップを打ち替えるだけで同じ動画を多言語対応にするといったことも容易だ。伊藤氏は、「海外拠点がある企業さまは、同じ動画内容で言語だけ変える作業に苦労されていることが多々あります。tolliteは全く同じ動画内容のテロップテキストのみを差し替えるだけで、グローバル展開できるため重宝されています」と話す。

動画制作サービスとしては格安の料金 機能と価格、双方の高い柔軟性を目指す

 tolliteが選ばれるもう1つの理由「料金設定」について、安立氏は「動画作成サービスとしては1桁違うレベルの低価格で提供されている」点を強調する。

 料金は動画の制作本数や、残本数の繰り越し上限によって3種から選べる。キャンペーン対象にもなっている月額1万1000円の「トライアルコース」、そして3万3000円の「スタンダードコース」、最後が11万円の「バリューコース」だ。初期費用や最低契約期間のような縛りはない。また、より多くの動画を制作したくなった、もしくは逆に必要な動画を作り終わってしまったという場合は、月の途中であっても気軽にプラン変更を行える。月々の必要に応じて運用できる柔軟性も支持され、tolliteユーザーの継続利用率は非常に高い。年間のべユーザー数は20年度から2倍に拡大しているというから驚きだ。

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tolliteのPR動画。スマートフォンで撮影した画像や動画のほか、Windows標準機能で録画したPC画面動画などの素材を使えば、ツールの操作説明も簡単に動画化できる

 ビジネス動画の活用で、インターナルインフォメーションという市場にベストプラクティスを用意するヤマハのtollite。今後はテンプレートを充実させていくとともに、「誰でも使えるシンプルさは維持しながらも、より高度な動画制作もできる、そのような個別最適なニーズにお応えできるように機能を追加する予定」(安立氏)だと語る。

 22年6月からは個人事業主向けにもサービスを開放。伊藤氏は「企業さまにも個人事業主さまにも、気負うことなく使っていただけるUIや機能を追加することで、ユーザー層を広げていきたい」と、今後の展望に意気込みを見せる。動画での情報発信を検討している企業、そして個人事業主は、これを機にぜひtolliteでビジネス動画制作にチャレンジしてみてはいかがだろうか。

※利用中のコースから料金の高いコースへアップグレードする場合は、毎月1〜25日までに変更可能。変更したコースは料金共にその月より適用される。逆に料金の低いコースへダウングレードする場合は、変更設定は毎月末日まで可能だが、変更されたコースおよび料金は、手続きをした翌月より適用となる。くわしくは「料金プラン」ページを参照

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提供:ヤマハ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2022年11月24日