生成AIの登場で、AIの活用が急速に広がっている。企業はAIにどう向き合い、そのメリットをどう享受すべきか。企業向けAIの先駆け「Watson」で市場を牽引してきたIBMの日本法人に、いま起きている変化の本質を理解するポイントを聞いた。
生成AI、基盤モデル、大規模言語モデル――読者の皆さんはこれらの“AI用語”が何を指しているのか答えられるだろうか。本記事ではビジネスパーソンが知っておきたいAIの基礎を解説していく。
AIはこれまで研究者や一部の大企業など限られた人が使うツールだったが、ChatGPTのような生成AIがそんな状況を大きく塗り替えた。いまでは、読者の多くが試したり業務に利用したりしているのではないだろうか。
今後は、AIの活用状況がビジネスの成長を左右する可能性が高い。企業向けAIというと、米IBMの「Watson」を思い出す読者も多いだろう。2011年に米国のクイズ番組で人間のチャンピオンに勝利したWatsonは「人工知能」を象徴する存在だ。そんな同社も、23年5月に生成AIを含む「IBM watsonx」を発表してAIのビジネス活用を後押ししている。
企業はAIにどう向き合い、そのメリットをどう享受すればいいのか――そのヒントを得るために日本IBMで20年間にわたりAI研究を続ける倉田岳人氏と、AIが抱えるリスクやガバナンス面に詳しい三保友賀氏に話を聞いた。研究と法務という一見すると接点が無さそうな両者だが、AIの活用を推進する「アクセル」と、それを安心して進める「ガードレール」という両面からAIの現状が立体的に見えてきた。
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