アルコールチェック義務化が開始! 車両運行管理までまとめてできるサービスがあるらしい 使い勝手はどう? ガジェット好き編集部員が使ってみた脱! 紙の管理

» 2023年11月10日 10時00分 公開
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 この記事は、「検知器を用いたアルコールチェック義務化」前の2023年11月に制作されたものです 

 ITmedia ビジネスオンライン編集部には、毎日のようにさまざまなジャンルのデモ機やプレスリリースが送られてくる。今回、編集部員のウエマ宛に届いたプレスリリースは、ソフトバンクのクラウドサービス「スマートフリート」と連動して使用できるアルコール検知器について。

 「白ナンバー」の社用車もアルコール検知器の使用義務化が始まることもあり、気になっていた領域でもある。一度取材してみるのも悪くない。なになに……プレスリリースを読むと、スマートフリートを使えばアルコールチェックの「場所を選ばず」「クラウドで管理」でき、顔認証で「なりすましまで防止」できるという。そして、車両の運行管理まで付いているのだとか! アルコール検知器の使用義務化を前に対策を検討している読者も多いことだろう。ここは、やはり担当者に話を聞くしかない!

 そこで今回は、ソフトバンクの担当者に話を聞きながら編集記者のウエマが読者に代わって体験してみたので、その様子を紹介する。

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いよいよ始まる白ナンバーの「検知器を用いたアルコールチェック義務化」

 スマートフリートを紹介する前に、アルコールチェックの義務化についておさらいしたい。義務化に至った背景にあるのは、2021年6月に千葉県で発生した児童5人が死傷した事故。事故を起こしたトラックの運転手からは、基準値を超えるアルコールが検出された。このトラックが白ナンバーだったことから、2022年4月に施行された改正道路交通法で、物流や運輸業だけでなく自社の荷物や人を運ぶ「白ナンバー」車もアルコールチェックが義務化されることになった。

 義務化の対象は、定員11人以上の白ナンバー車を1台以上、もしくは白ナンバー車を5台以上使用している企業。義務化は2段階に分けて実施されていて、2022年4月からは「目視による確認」と「実施内容のデータを1年間保管する」ことが求められていた。2段階目として、2023年12月からは「アルコール検知器による確認」と「常時正常に機能するアルコール検知器の所持」が必要になる。

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 義務化を前に、多くの企業が準備に追われていることだろう。飲酒運転による凄惨(せいさん)な事故を少しでも減らすために必要な作業だが、記録を管理したり集計したりする負担が増大してしまう。

 では、今回取材するスマートフリートがどのような役割を果たすのか。気になる活用方法を聞くために、製品を担当するソフトバンクの山崎智瑛さん(法人プロダクト&事業戦略本部)を直撃した。

ソフトバンクの山崎智瑛さん(法人プロダクト&事業戦略本部) 快く取材に応えてくれた

アルコールチェックだけじゃない! SaaS型の強みとは?

ウエマ: そもそも、スマートフリートはどのような製品なのですか?

山崎さん: アルコールチェックと車両の運行管理が可能なSaaS型のクラウドサービスです。専用のスマホアプリと検知器を連動させることで、検知から記録まで簡単に実施できます。

ウエマ: SaaSということは、検知結果はクラウドで管理するのですか?

山崎さん: はい。個人の記録はリアルタイムでクラウドに送られて自動集計されるので、管理画面でいつでも閲覧できますし、法令対応が必要な1年間のデータ保存も簡単に行えます。LINE WORKSやSlackと連携して検査結果を通知する機能もあります。

ウエマ: なるほど。自動で集計されれば、管理者の負担は減りそうですね。検査から管理までどのような手順で進めるのでしょうか?

山崎さん: よろしければ体験してみますか?

ウエマ: ぜひお願いします!

 ということで、実際に体験してみることに。

記者が体験 使い勝手やいかに?

 スマートフリートに対応している検知器は、医療機器の製造販売を手掛けるグロックス(東京都中央区)のアルコール検知器「GX-AC002」。持ち上げてみると、非常に軽い! 持ち運びにも便利そうだ。

 使用する前の準備は非常に簡単。専用アプリをスマホにダウンロードし、電話番号を通したSMS認証を行うとトップ画面が表示される。

 まず、管理画面からあらかじめ登録しておいた車両の中から乗車する車を選択。その後、企業が定める確認者の氏名を記入し、確認方法(対面、Web通話、電話)、酒気帯びの有無を選択し、検知器との連携をONにする。

検査前の作業も全てスマホで完結する

 検知器とスマホの接続は、Bluetooth機能を使ってペアリングするだけ。ここまで来たら後は測定のみ。検知器の吹き込み口から1センチ離れた位置で約4〜5秒息を吹き込むとアルコールチェックは完了だ。

 吹き掛ける様子を撮影・記録する顔認証機能(オプション)もあるので、「昨日お酒飲み過ぎちゃって……ちょっと代わりにチェックしてくれない?」といったなりすましも防止できる。

スマホで画像を記録するオプションを使うことで、なりすましを防止できる

 さぁ、測定結果はというと……0.00mg/Lだった(ほっと一安心……)。

測定結果はすぐにアプリ上で表示される

 準備から測定結果が出るまでほんの数分ほど。「慣れれば準備まで含めて1〜2分で終了する」と山崎さん。取引先や現場に向かう前の忙しい時間でも、煩わしさはほとんどないはずだ。

車両運行管理もスマートフリートで一元化

ウエマ: アルコールチェックは一通り体験しましたが、スマートフリートは車両運行管理もできましたよね?

山崎さん: はい。アプリには、乗車や降車時に車体の傷を確認する項目や利用時間を計測する機能を搭載しています。走行中も、専用アプリを起動しておくことでいつ、誰が、どの区間をどれだけの時間走行していたのか、危険運転の挙動の有無などを記録できます。

 交通事故発生時にその内容を記録して管理者に報告する機能も搭載しています。事故の詳細や保険会社・警察への連絡状況を共有できる他、現場の写真もアップロードできます。今後は、日報の記入機能も搭載する予定です。

ウエマ: 車両に関するデータを一括管理できるのはありがたいですね。

山崎さん: 実はこのサービスは、ソフトバンクの社内向け車両運行管理ソリューションとして開発したもので、2016年から運用しています。自社で活用していることもあって総務部門が操作しやすく、管理が容易なUI(ユーザーインタフェース)を追求できました。さらに、社内で開発したため料金設定を低く抑えられました。初期費用こそかかりますが、その後は1つのID当たり月額300円(税別)から利用可能です。

ウエマ: なるほど! 自社で使っているサービスとなれば、使いやすさはお墨付きですね。

 山崎さんは最後に、スマートフリートを導入して業務効率化を果たした企業の事例を紹介してくれた。あるケーブルテレビ局は、法改正を機にスマートフリートを導入。アルコールチェック対応と同時に、長年の課題であった「紙による車両運行管理記録から解放された」との喜びの声があったという。

>事例詳細アルコールチェック対応と車両管理をスマートフリートを使って一元化

 「運行管理画面を見れば、各車両の走行ルートや危険運転の有無を視覚的に把握できます。蓄積したデータを基に危険運転に関する社員教育を実施できる他、稼働率の低い車両を把握して保有車両を減らしたり、リースをやめてレンタカーに変更したりと、コスト削減に寄与できる点が大きな特長です」(山崎さん)

運行管理画面で各車両の走行ルートや危険運転の有無を視覚的に把握できる

 2022年10月から義務化が始まる予定だったこともあり、急いで検知器を導入した企業も多いだろう。しかし、アルコール検知器は息を吹き掛けるという性質上、買い替え、メンテナンス、修理の時期が1〜2年ごとに訪れる。

 今まさに検知器の選定を進めている、買い替えを検討している企業は、アルコールチェックだけでなく車両の運行管理ができるスマートフリートを検討してみてはどうか。法改正への対応から、“一歩進んだ”業務改革も目指せるかもしれない。

「スマートフリート」について

台帳などの紙管理ではなく、遠隔で状況を確認できるデジタルツールを活用し管理業務を効率化。アルコールチェック義務化にも対応した車両情報を一括管理できるクラウドサービスです。

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