高校の授業でPCが必要に 長く使えるスペックの条件は? 教育現場のBYODを徹底解説

» 2024年01月19日 10時00分 公開
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 小中学校の児童や生徒がPCを1人1台使える環境を実現するGIGAスクール構想は、コロナ禍の影響もあって行政や自治体の支援でほぼ達成した。だが、行政の直接的な支援がない高等学校においては家庭での購入に頼っているのが現状だ。高校生が使うPCはどういった観点で選べばいいのだろうか。

GIGAスクール構想の現在とDXハイスクール

 GIGAスクール構想の開始から2年半。ほとんどの小中学校において、PCを1人1台活用できる環境が実現した。高等学校では2022年度に「情報I」が必修科目となり、25年度には大学入学共通テストにも追加されることが決定している。令和5年度補正予算案には「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」として100億円が計上されるなど、PCは今や教科書やノートなどと同じ学習用具の一つであると言っても過言ではない。

25年度の大学入学共通テストから「情報」は必須科目となる(出典:大学入試センターによる情報Iの試作問題)
「高等学校における1人1台端末の環境整備について(文部科学大臣・デジタル大臣からのメッセージ)」にはスマートフォンでは不十分であると明記されている

 しかし小中学校とは対照的に、PC環境の整備が進んでいない高等学校も多い。全国の小中学校全てが支援対象であるGIGAスクール構想に対し、DXハイスクールは全体の2割弱に過ぎない。多くの高等学校では生徒側(保護者)がPC購入を負担しているのが現状だ。

「GIGAスクール構想に関する各種調査の結果等の公表について(https://www.mext.go.jp/content/20210910-mxt_jogai02-000011648_001.pdf)」より。高等学校におけるPC1台当たりの生徒数は2.5人と、他と比べてかなり低い(中等教育学校はいわゆる中高一貫校のこと)
設備者負担や保護者負担の割合が自治体によって大きく異なる(出典:高等学校における学習者用コンピュータの整備状況について(令和5年度当初)

BYOD? BYAD? 推奨スペック? 結局何を選べばいいのか

 保護者がPCを用意する場合、購入するモデルを学校が指定するBYAD(Bring Your Assigned Device)と、保護者に選定を任せるBYOD(Bring Your Own Device)の2通りがある。BYADであれば迷うことはないが、BYODの場合は保護者はモデルの選定に頭を悩ませることになる。しかも、高等学校以上での情報教育はより高度な内容となり、小中学校時代に使用していたChromeOS端末やタブレット端末では要求を満たさないことが多い。その端末が学校側からの貸与であれば卒業時に返却する必要があるし、たとえ購入したものであっても買い替えは必須といえる。

 また、情報は高校以後のステージでも必要な教科であり、PCが使えなければ就職の選択肢も大幅に狭くなる。高校生のPCは単に授業を受けるための教材ではなく、現代社会の必需品という認識で検討すべきだ。

 それらを考慮すると、まず「何年間使うのか」を決め、そこに1年当たりの予算を掛けて予算枠を仮決めすることから選定を始めるといい。年2万〜3万円くらいで考えた場合、高校3年間だけ使うのであれば6万〜9万円、子どもが自分で買えるようになる大学2年生くらいまでを想定するなら10万〜15万円が予算枠となる。

 ただし、いくら安価だからといって中古品に手を出すのは避けた方がいい。サポート期間が1週間程度で初期不良のみが対象だったり、Windows 11へのアップグレードができないモデルだったりと、とても高校3年間を通じての利用に耐えられないケースが多いからだ。

 予算が決まったら次はメーカーの選定だ。現在のPCは主要パーツが共通化されており、メーカーの違いはボディーの薄さや軽さ、バッテリー寿命、デザインなどに出る。特に子どもが利用することを考えると、高校卒業までの保証期間があり、手厚いサポートを提供しているメーカーを選ぶべきだろう。

 そこでお薦めしたいメーカーがマウスコンピューターだ。国内企業である同社の製品は海外モデルのローカライズではなく、最初から日本のために設計された製品だ。アフターサポートも手厚く、3年間のセンドバック修理保証と24時間365日の電話サポートが無償で付いてくる。データ復旧安心サービスパックや破損盗難保証サービスを追加すれば、校内での不慮の事故にも対応できる。メモリやストレージの増量や調整が可能なBTOモデルなので、学校の要求スペックを部分的に満たせない、という場合もカスタマイズでカバーできる。

用途で選ぶマウスコンピューターの高校生向けノートPC

 予算とメーカーが決まれば、授業や塾、家庭での利用シナリオを総合的に判断してモデルを絞り込む。一例として、高校生における一般的な利用シーンを見ていくことにしよう。

基本的な文書作成や一般的なインターネット検索

 学内コミュニケーションサイトの利用やレポート作成、オンラインでの情報収集、プレゼンテーションの準備などには基本的な処理能力や信頼性の高いインターネット接続が求められる。

 こういった用途にピッタリなモデルが「mouse F4」シリーズだ。高性能と省電力を両立させるインテル第12世代CPU、Core i5/i7を搭載したmouse F4は理論値最大2.4GbpsのWi-Fi 6にも対応しており、高速なネットワークを利用できる。

mouse F4(シャンパンゴールド)

教室での授業に意外と重要なバッテリー駆動時間

 一般の教室だと生徒一人一人に対してコンセントが用意されていないことがほとんどだ。大容量バッテリーの搭載や低消費電力アーキテクチャなど、バッテリー寿命が長く、持ち運びに便利な小型かつ軽量モデルを選びたい。また、クラス全員が一斉にネットワークに接続するため、安定した無線LAN機能も求められる。

 これらの用途に限ればコストパフォーマンスの高い「mouse B4」が選択肢に入る。CPUにCeleron N4120を採用し、税込みで4万9800円からと安価でありながら、約10時間から約11時間という長時間のバッテリー駆動が特徴だ。バッテリー駆動時間が長いとACアダプターがなくても済むため、持ち運びも楽になる。

mouse B4

グラフィックデザインや動画編集

 前述の用途に加えてイラストやメディア関連の制作に利用する場合はグラフィックス機能も重要だ。高速なディスクリートGPUを搭載したPCが選択肢に上がってくるだろう。また、高精細なイラストや写真、長編動画の編集には通常よりも高いスペックが求められる。ネットワークを介した大容量メディアファイルのやりとりが発生するのであればネットワーク速度も重要だ。内蔵ディスプレイをメインで使う場合は色再現性が高く、画面サイズの大きいものが好ましい。

 このような用途には「mouse K5」がお薦めだ。CPU内蔵グラフィックス機能の最大2倍のパフォーマンスをたたき出すGeForce MX 550を内蔵し、6GHz帯に対応した高速な無線LAN機能(Wi-Fi 6E)の他、信頼性の高い有線LANポートも標準で搭載している。内蔵ディスプレイも大型の15.6型で、細かいところまで視認できる。

mouse K5

プログラミングやコンピュータサイエンス

 仮想化技術やAIなど、リソースを多く消費するコンピュータサイエンスにおいてはCPUやメモリ、ストレージといった基本的なスペックが高いレベルで要求される。

 このような場合は、mouse K5やクリエイター向けの「DAIV」ブランドをベースにメモリを増量するなど、要求に応じてカスタマイズするのがいいだろう。このクラスになるとユーザー自身(または学校側が求めるスペック)に明確な要件があるはずなので、マウスコンピューターのBTOを使って予算に合わせて納得のいくスペックを詰めていける。

DAIVブランド(写真は14型のDAIV R4)

まとめ

 提示される推奨スペックは学校によって異なるため、一概に「これにすればOK」というモデルを挙げるのは難しい。だが、マウスコンピューターの製品ならエントリーモデルの「mouse A」シリーズや「mouse B」シリーズ、スタンダードモデルの「mouse F」シリーズ、外付けグラフィックス搭載モデルの「mouse K」シリーズ、そしてクリエイター向けの「DAIV」といった幅広い選択肢がある上に、BTOでメモリやストレージのカスタマイズも可能だ。長期間サポートと保証で成長を見守ることができるマウスコンピューターなら、卒業まできっちりと安心できる環境で勉学に専念できることだろう。

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提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2024年2月9日

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