よく聞く「Peppol(ペポル)」って何? その仕組みを徹底解説今さら聞けない要点整理1

インボイス制度の導入で「Peppol(ペポル)」に注目が集まっています。そもそもPeppolとはどのような仕組みで、どんなメリットがあるのでしょうか。本記事では、Peppolについて知っておくべき基本知識を解説します。

» 2024年05月01日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 インボイス制度が導入され、「Peppol(ペポル)」という用語をよく耳にするようになりました。Peppolとは、請求書などの電子文書をネットワーク上でやりとりする際に利用されている国際的な標準仕様です。

 Peppolに対応した電子インボイス取引を扱うことで、経理業務の効率化が図れる他、海外企業との取引をスムーズに進められるなどのメリットがあるとされています。

 本記事では、Peppolについて知っておくべき“今さら聞けない”基本知識をまとめるとともに、Peppolに対応することでどのようなメリットがあるのか、対応するためには何が必要なのかを解説します。

目次

  • Peppolについて知っておくべき基本知識
  • 4コーナーモデルを使ったPeppolの仕組み
  • 日本でのデジタルインボイス標準仕様「JP PINT」とは
  • Peppol対応によるメリットとは
  • Peppolに対応するためには何が必要?
  • まとめ

Peppolについて知っておくべき基本知識

 Peppol(Pan European Public Procurement Online)は、ネットワーク上で電子文書をやりとりする際のグローバル標準仕様です。「文書仕様」「ネットワーク」「運用ルール」についての規格となっており、国際的な非営利組織の「OpenPeppol」が管理をしています。

 その名の通り、もともとは欧州の公共物資調達を効率化するための仕様でした。その後、B2Bの企業間取引でも利用が進み、現在では欧州だけでなくオーストラリアやシンガポールなど、多くの国で使用されています。

4コーナーモデルを使ったPeppolの仕組み

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