耐衝撃性能を新搭載した防水デジカメ 「Optio W80」
ペンタックスから防水デジカメ「Optio W80」が登場。スタイルを含めた主な特徴はOptio W60を継承するが、新たに耐衝撃性を備えることで、ますます利用シーンを選ばなくなった。
ペンタックスは6月25日、コンパクトデジタルカメラ「Optio W80」を7月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
防水防じん機能を備えた「Optio W60」(レビュー)の後継となる製品で、防水防じん機能機能の向上を図りつつ、1メートルからの落下に耐える耐衝撃性を新たに備えた(MIL Standard 810F Method 516.5-Shockの測定方法に準じた同社独自基準での落下テストによる)。
防水機能についてはIPX8(JIS保護等級8)相当の防水性を備え、水深5メートルで連続2時間の水中撮影が可能となった(Optio W60では水深4メートルまで)。防じん性能についてもW60のJIS保護等級5級から同6級に向上している。マイナス10度の低温環境下でも利用可能な耐寒構造も引き続き採用されており、水辺はもちろん、アウトドアから日常までさまざまな場所で安心して利用できる。
屈折光学系を採用することでレンズの飛び出さないスタイルも継承。レンズ前面の保護ガラスには、特殊なコーティングが施されており、水滴が付着しにくい。搭載するレンズはW60と同じく、28〜140ミリ(35ミリ換算)の光学5倍ズームレンズだ。デジタルズーム“インテリジェントズーム”との併用で、最大約31.3の望遠撮影も可能となっている。ブレ補正については、電子式及び高感度撮影で対応する。
撮像素子は1/2.3型 有効1210万画素CCDで、各種シーンモードやオートのほか、被写体をカメラが自動判別して風景/ポートレート/夜景/夜景ポートレート/花/スポーツ/標準/キャンドルと8つのシーンモードから最適なものを適用する「オートピクチャー」機能を備える。
最大32人を認識可能な顔検出機能も引き続き搭載されており、認識することでAE/AFを自動で行うほか、笑顔を判別して自動撮影する「スマイルキャッチ」や撮影した瞬間に目をつぶってしまったことをカメラが教えてくれる「まばたき検出」などの機能も利用できる。
1280×720ピクセル/30fpsのハイビジョン動画も撮影可能で、動画撮影時専用の電子式手ブレ軽減機能「Movie SR」も用意されている。水中での動画撮影時に最適な「マーメードムービー」モードも利用できる。
背面液晶は反射低減処理を施した2.5型(約23万画素)で、対応メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)。サイズは約99.5(幅)×56(高さ)×24.5(奥行き)ミリ、約135グラム。
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