トップクラスの小型ボディに35ミリ広角と30倍ズーム、Xacti「DMX-SH11」
三洋電機がデジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品として「DMX-SH11」を発売。35ミリからの広角レンズに30倍ズーム機能を備えた。
三洋電機は1月27日、デジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品として35ミリからの広角レンズに30倍ズーム機能を備えた「DMX-SH11」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万円前後。
Xactiシリーズでおなじみのグリップスタイルではなく、「DMX-FH11」と同様にデジタルビデオカメラとして一般的な横型ボディに、35ミリ(35ミリ換算)からの23倍ズームレンズを搭載した。
ズームについては静止画撮影時に35〜805ミリとなるほか、動画撮影時については約350万画素の有効撮像素子から対象部分を切り出す「アドバンスドズーム」機能を搭載することで30倍ズーム相当なる1050ミリまでの望遠撮影が行える。
ボディデザインは「DMX-FH11」と同様の横型だが、各所の見直しによって厚さ約43ミリ(DMX-FH11は57.3ミリ)とスリムになったほか、本体重量も約204グラム(DMX-FH11は303グラム)と軽量化も進められ「フルハイビジョンビデオカメラでトップクラスの小型化を実現」(同社)した。本体上部にも静止画/動画の撮影ボタンを用意することで容易にローアングル撮影が行える「ダブルサブRECボタン」も搭載する。
動画の記録形式はMPEG-4 AVC/H.264(拡張子.MP4)で、本体に16Gバイトのメモリを搭載するほか、SD/SDHC/SDXCの各メモリカードにも対応する。動画/静止画のいずれの撮影時でも手ブレ補正と顔検出機能が利用できるほか、静止画撮影時のみとなるが被写体の色をもとに追尾AFも利用できる。音声についてはステレオ/正面への指向性を高めたガンマイク/映像のズームに連動するズーム連動の3モードを選択できる。
そのほか、Eye-Fi連動機能やPCレスでUSB接続のHDDへ直接撮影画像/動画を保存する「Xactiライブラリー機能」、スローモーション撮影機能、撮影ボタンから指が離れた瞬間の静止画を保存するリバース連写といった機能も用意する。
液晶は2.7型(約23万画素)で、本体サイズは42.8(幅)×59.2(高さ)×117.9(奥行き)ミリ、約204グラム(本体のみ)。
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