Eye-Fi対応 「水」がテーマの限定防水Xacti「DMX-WH1E」
三洋電機がデジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品「DMX-WH1E」を発売。シリーズ5周年の台数限定モデルで、「Eye-Fi」にも対応。
三洋電機は5月27日、デジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品「DMX-WH1E」を6月19日より販売開始すると発表した。Xactiシリーズ5周年記念の1万台限定モデルで、価格はオープン。実売想定価格は5万5000円前後。
発表済みの防水モデル「DMX-WH1」をベースに、無縁LANで各種WebサービスやPCのストレージへ静止画/動画を転送できる無線LAN内蔵SDメモリーカード「Eye-fi」との連係機能を搭載した(Eye-Fiカードは別売)。
Eye-Fiカードをセットするとメニューに「Eye-fiカード」の項目があらわれ、転送時の自動電源オフ機能の有効/無効、転送中のシャットダウン(スリープ)制御などが行えるほか、「バッテリー残量が○○%になるまで転送を行う」「ACアダプター接続時のみ転送を行う」などの設定も行える。カメラ側から無線LANアクセスポイントの登録及び管理も行えるが、初期設定に関しては、PCが必要となっている。
防水ということもあり、本製品のテーマは「水」となっている。ブルーを基調とした本体カラーリングはもとより、起動画面などが本製品独自のものとなっているほか、各種NPO団体の活動へ協賛するキャンペーンもあわせて実施される。低環境負荷を意図し、パッケージ/マニュアルの簡素化が行われている。
防水および撮影性能はベースモデルの「DMX-WH1」と同一。防水についてはIPX8(継続的に水中に沈めても有害な影響の生じる水の進入がない)の防水性能を備えており、水深3メートルまでの水中でも利用が行える。IPX5(あらゆる方向からのノズルによる噴流水によって有害な影響を受けない)の防飛まつ性能も同時に備えている
撮像素子は1/6型 約110万画素CMOSセンサーを搭載し、最大1280×720ピクセルでのハイビジョン撮影が行える(フレームレート30fps/ビットレート9Mbps)。動画の撮影モードとしてはこのほかにも640×480ピクセル(60fps/6Mbps、30fps/3Mbps)が用意されている。動画の形式はMPEG-4 AVC/H.264、ファイル形式は.MP4となっている。
レンズは43〜1290ミリの光学30倍ズームレンズ(35ミリ換算時)。マイク/スピーカー部には、音は通すが水は通さないという特性を持つ「多孔質体シート」が利用されており、水中や水辺での録音も行える。
Xactiシリーズとしては少数派となる横長のスタイルを採用するが、側面にも録画ボタンが用意されており、「ひざ下の水中へ、本体を浸しながら撮影する」といったローアングル時にも容易に撮影が行える。液晶は2.5型低温ポリシリコンTFT(約15万画素)で、サイズは58.7(幅)×112.4(奥行き)×62.8(高さ)ミリ、約311グラム(本体のみ)。
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