買う前に知りたい、ネットショップの上手な使い方:デジカメ情報店頭直送
最新価格をチェックするのはネットショップが便利。だけれども、価格チェックだけがネットショップの使い方ではない。新製品を買う前に、知っているとちょっと便利なサービスもある。
いつもは「店頭」から話題をお届けしているこのコーナー、今回は少々趣向を変えてネットショップの「店頭」からお届けする。さまざまな人がシビアに価格をチェックするネットショップでの売れ筋はなんだろう。
「ソニーのNEX-3/5やオリンパスのE-PL1など小型軽量なミラーレス一眼も含め、やはりデジタル一眼への需要は根強くあるように感じます」と語るのは、カメラのキタムラでネットショップを担当するの柳澤さん。こちらに同ショップの売り上げランキングが表示されているが、デジタル一眼のカテゴリーで人気を誇るのはキヤノンの「EOS Kiss X4」だそうだ。
EOS Kiss X4は今年2月に発表されたモデルで、キヤノン製品としてのレンズ資産の豊富さはもちろん、低ノイズや動画撮影など最近の「デジタル一眼レフ」に求められる機能をバランス良く備えていることが人気の要因。加えて柳澤さんが見逃せないポイントとして挙げているのはコストパフォーマンスの高さで、兄弟機であるEOS Kiss X3の方が価格的には安価なものの、EOS Kiss X4の方が高機能かつ、価格の低下ペースがはやいのでオススメだという。
また、実際の店頭とネットショップでは売れ筋に若干の変化があるという。その顕著な例として柳澤さんが挙げたのがペンタックス「K-x」で、店頭よりネットショップでの引き合いが強いという。
EOS Kiss X4のようなエントリー機に比べると台数では多く出ていないものの「おそらく金額ベースでは最も売れている」というのが、同じくキヤノンの「EOS 7D」。同ショップではボディのみの販売価格で13万3000円(6月14日現在)とやや高価な部類にはいるが、EOS 20D/30Dの下取り申し込みも多いとのことなので、ボディの買い替えを検討するキヤノンユーザーが多くEOS 7Dをセレクトしているようだ。
下取りを利用するとしてもボディの買い換えとなるとそれなりの金額になるため、狙っているモデルの使用感は気になるところ。店頭やメーカーショールームで触れて試すのが一般的だが、手持ちのレンズと組み合わせるとどうなのか、自分が主に撮影する被写体やシチュエーションではどのような使用感になるかになるかなどは、なかなか短時間触れるだけで分かりにくい。
そこで柳澤さんが提案するのがレンタルサービス。同ショップではボディやレンズを始め、ストロボなどのアクセサリーも含めたレンタルを行っている。人気のEOS 7Dならば、当日なら6000円、1泊2日でも9700円でのレンタルが可能だ(ボディのみ)。品物の受け取り/返却はカメラのキタムラ店頭(レンタルサービス対応店舗は現在、全国約500店舗)で行う仕組みとなっており、借り受ける前に状態を確認できるのも安心だ。「注目製品については数量は豊富に用意していますので、製品の購入を検討される際、まずはレンタルでご利用いただくのもいいと思います」(柳澤さん)
店頭といえば、カメラのキタムラでは中古カメラの販売も行っているが、ネットショップで購入を検討する際、いったん店頭へ取り寄せ、状態を確認した後で購入できるのも便利なサービス。カメラ本体のみならず、レンズやアクセサリーについても店頭確認後の購入が可能で、1回に月2アイテムまで取り寄せの確認が行える。レンタルとあわせて利用したいところだ。
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