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第131回 夏と花火と距離の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(4/4 ページ)
今回は、打ち上げ花火を撮る話。花火大会の会場まで出かけて撮るのもよいが、望遠レンズがあれば、遠くからでも楽しめる。
動画で撮る花火
最後にちょろっとおまけで動画編。最近ではデジカメでもハイビジョン動画を当たり前のように撮影できるようになっている。写真は一瞬を切り取るというけれども、花火の場合は数秒間の光の軌跡を1枚に閉じ込める。それが花火写真の面白さでもある。
動画だと写真ならではの面白みはなくなるが、かわりに臨場感はぐっと増す。
デジカメで花火動画を撮るときは、まずカメラを三脚で固定。これは静止画のときと同じ。ズームはビデオカメラに比べて滑らかなズーミングが難しいので、撮影中のパンやズームは控えること。、パンなど撮影しながらカメラを動かすときは、ビデオカメラ用の雲台を用意しておくこと。滑らかにパンできるよう作られているから。静止画とは何かと違うのだ。
ここまで紹介してきた、近くで撮る花火と遠くから撮る花火。それぞれで動画も撮ってみた。動画の場合はできるだけ近くから撮りたい。近くないと打上げの音が入らないし、遠いと観客のノリがイマイチだから。
近く(500メートルくらい)から撮ると音と光の臨場感がある
動画が取得できませんでした
遠いと見物客ものほほんとしててのどか
動画は撮ったままを見ると意外に退屈しちゃうもの。そこで短いクリップをつないで1分ちょっとの動画に編集してみた。
DMC-GH1で撮影した花火の動画を簡単に編集してみた
ちなみにこれらもGH1で撮った。つまり、花火写真を撮る合間に動画も録ってたのである。本格的な動画も撮れるデジタル一眼って、こういうことができて面白い。
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