レビュー
NEX-5の新ファームウェアを試す(操作編)(2/2 ページ)
高い人気を誇るソニーの「NEX-3」「NEX-5」だが、オート撮影時以外の操作性に不満の声があったことも事実。新ファームウェアはその不満を緩和するか、確認してみよう。
「メニュー呼び出し先」の追加は文字通り、メニューを表示させた際、常に項目先頭(本機能「先頭」設定)かあるいは前回設定した項目(本機能「前回位置」設定)かを選択できる機能。これも個人の好みだが、ある程度、頻繁に設定を変えるならばONの方が便利に感じる。また、本ファームウェアの適用によって、メニュー選択時に、一番上の項目でコントロールホイールの上を押すあるいは反時計回りに回すと、一番下の項目に移動、また、一番下の項目で下を押すあるいは時計回りに回すと、一番上にカーソルが移動する。地味ではあるが使い勝手が大きく向上している。
そのほか、マニュアルフォーカス撮影時に対象を拡大表示する「MFアシスト」はオン/オフしかなかったが、オフ/2秒/5秒/無制限と拡大表示する時間を選択できるようになったほか、拡大する位置が電源を切るまで任意の位置で保持されるようになっている。また、動画撮影時の絞り値についても適用前はフルオートであったところが、「背景ぼかし」利用時もしくは絞り優先モードでの動画撮影時には、撮影開始前の絞り値が適用されるようになった。撮影中の絞り値変更はできないが、ある程度は撮影者の意図通りの絞り値で動画を撮影できるようになったと言える。
本ファームウェアアップデートで実現する、Aマウントレンズでのオートフォーカス機能については、次回に紹介する。
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