第135回 デジ一眼とHD動画の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
いつの間にか、デジカメへの動画機能搭載が当たり前になっている。手持ちのデジタル一眼にHD動画機能が付いていたら、たまには使ってみよう。一般のビデオカメラとは違った、クオリティの高い動画が撮れるはずだ。
いろいろなレンズを楽しむ
では最後にいろんなレンズ、いろんなシチュエーションの動画をまとめて。
パンやティルトは超広角レンズと組み合わせると極端な遠近を楽しめる。GH2に7-14mmという超広角レンズをつけてみた。
広角を楽しめるのもデジタル一眼動画の楽しさのひとつだ。
ヒザにのっかってきた野良猫(地域猫)を左手でカメラを持って広角で。GH2は液晶モニタが回転するカメラに広角レンズをつけるこんな撮り方もできる。超広角だと被写界深度も深くなる(ピントの合う範囲が広くなる)のでラフにとってもOk。
次は超望遠。GH2に100-300mmの望遠レンズをつけて野鳥を狙ってみた。
この鳥はオオバン。黒い図体に白いくちばしがポイント。ビデオ用雲台を備え付けた三脚を使って撮っている。望遠で撮る際にはブレをうまく押さえることと、カメラをむやみに動かさないのが重要。被写体が動いているときは慌てず慎重に追うこと。
冬はさまざまな水鳥が飛来するので、近くに池や川があったらちょっと狙ってみたい被写体だ。
最後は季節外れだけど、花火を。
花火って写真と動画では趣が全然違う。
打ち上げ花火は、遠くのものにピントを合わせたら、フォーカスをマニュアルにして固定しちゃうのがポイント。そうすればボケることもない。あとは画角と方角を決めて録画だ。
そのままだと冗長なので細かく切って「クロスズーム」というトランジションでつないでみた。
手持ちでラフに撮るときは撮影中のズーミングは控えて、シンプルに撮る。多少ブレても臨場感があってOkというくらいの気持ちで。
ちゃんと撮りたいときはビデオ用雲台を用意する。
それだけで全然違うはず。手持ちのデジタル一眼にHD動画機能が付いていたら、たまには使ってみてあげよう。
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