パーソナルコンテンツも3D――ソニーが新サイバーショットやハンディカムで目指す新世界(2/2 ページ)
ソニーがCES2011で披露された新サイバーショットや3D対応ハンディカムを披露した。カメラとしての基本性能向上はもちろん、フルHDや3D、ネット対応、プロジェクター搭載など、さまざまな付加価値を提案していく製品が並ぶ。
3D対応については、映画やゲーム、放送の3D化を追従するべく、「パーソナルコンテンツにも3Dの感動」を掲げる。そこで投入されるのが、2つのレンズを備えた“ネイティブ3D”とも言える撮影機器。フルハイビジョン3D撮影可能なハンディカム「HDR-TD10」と、気軽に本格的な3D撮影を行える“Bloggie 3D”「MHS-FS3」の2つが新たに投入される。Bloggieについては、タッチパネル液晶を搭載した2D撮影モデル「MHS-TS20K」も発売される。
| 製品名 | 撮像素子 | 特徴 | 実売想定価格 |
|---|---|---|---|
| HDR-TD10 | 1/4型 総画素420万画素 Exmor R×2 | フルハイビジョン3D撮影、10倍ズームレンズ、裸眼立体視対応液晶ディスプレイ | 15万円前後 |
| MHS-FS3 | 1/4型 310万画素(3D撮影時) Exmor×2 | 3D撮影、サイドバイサイド方式3D撮影、裸眼立体視対応液晶ディスプレイ | 3万円前後 |
| MHS-TS20K | 1/2.5型 有効207万画素 Exmor | 3型タッチパネル液晶、F2.8レンズ | 2万5000円前後 |
HDR-TD10はレンズ・撮像素子・画像処理エンジンをすべて2つずつ搭載しており、左右両眼用にそれぞれ1920×1080ピクセルのフルハイビジョン映像を撮影できる。本体には64Gバイトのメモリを備えており、3D映像は映像コーデックにMPEG-4 MVCを利用した独自形式で保存される。
HDMI接続時の3D映像信号伝達にはフレームパッキング方式が採用されており、同方式に対応する3Dテレビならば、左右両眼での1920×1080ピクセル フルHD 3D映像を楽しめる。なおフレームパッキングに対応しない3Dテレビについてはサイドバイサイド方式での表示となる。HDR-TD10の3.5型タッチパネル液晶はパララックスバリア方式の裸眼3D対応となっているため、撮影した3D映像をその場で確認することもできる。
「撮影後の楽しみ」については、写真および動画の投稿サイト「α cafe web」を2月にオープンするほか、PS3向けに2月中旬からAVCHD動画に対応した管理・鑑賞アプリ「Filmy」をPlayStationStoreより配信する。Filmyは無料の体験版とフル機能の有料版(500円)が用意される。
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