28ミリからの広角レンズ、1080pと3Dにも対応 「HDC-TM90」「HDC-TM85」
パナソニックのビデオカメラ、「HDC-TM90」「HDC-TM85」は1/4.1型MOSセンサーを搭載した1MOSモデル。28ミリからの広角レンズを搭載し、1080pと3D撮影にも対応した。
パナソニックは1月17日、デジタルビデオカメラの新製品「HDC-TM90」「HDC-TM85」を2月25日より販売開始すると発表した。HDC-TM90は64Gバイト、HDC-TM85は32Gバイトのメモリを搭載しており、価格はオープン。実売想定価格はHDC-TM90が10万円、HDC-TM85が8万円。
いずれも総画素332万画素 1/4.1型MOSセンサーを搭載したモデルで、1080/60i(インターレース)に比べて情報量が約2倍となる1080/60p(プログレッシブ)記録に対応するほか、昨年夏に発表された「HDC-TM750/650」(パナソニック、世界初の家庭用3D対応ビデオカメラを発売)と同様にコンバージョンレンズ「VW-CLT1」(別売)装着による3D撮影を楽しめる。
レンズは35ミリ換算28ミリという広角撮影と、最大729ミリという望遠撮影を可能とした21倍ズームレンズで、F値は1.8〜3.5。ズームレンズを4群としたレンズ構成「マルチアクチュエータレンズシステム」が採用されており、iAズーム時には約40倍もの望遠撮影が行える。
撮影機能としてはカメラが被写体やシーンを自動的に判別して最適な設定を施してくれる「おまかせiA」や顔認識機能、顔認識を応用した個人認証機能、人の顔以外も追尾してピントを合わせる「追っかけフォーカス」、笑顔を自動認識して静止画として保存する「笑顔オートシャッター」などを用意する。
ディスプレイはタッチパネル対応の3型ワイド液晶(約23万画素)で、動画撮影時には画面に触れるだけでズーム調整、静止画撮影時には触れることでのピント合わせが行える。再生時のシーン選択もタッチパネルから行える。再生時には、自動的におすすめのシーンをカメラが自動的に抽出し、フェードイン/アウトなどの効果をはさみながら短編映像を作り出してくれる「おまかせムービースライドショー」などの機能が利用できる。
サイズは50.5(幅)×63(高さ)×120(奥行き)ミリ、約281グラム(TM90)、約280グラム(いずれも付属バッテリー装着時)。
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