おまかせiA搭載、4倍ズームレンズのエントリー“LUMIX”「DMC-FH5」「DMC-S1」
パナソニックはコンパクトデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-FH5」「DMC-S1」を発売する。いずれも「おまかせiA」を搭載した光学4倍ズーム機だ。
パナソニックは1月25日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-FH5」「DMC-S1」を2月25日より販売開始すると発表した。価格はオープン。実売想定価格はDMC-FH5が2万2000円前後、DMC-S1が1万5000円前後。
被写体や撮影時の状況をカメラが自動判別して、最適な設定を施す「おまかせiA」を利用できるエントリークラスの製品。おまかせiA利用時にはフラッシュの制御も行われるため、逆光時の白トビを抑えられるほか、「夜景&人物」モードでは顔の明るさと背景のバランスを取りながらの撮影も行える。
撮像素子はいずれも1/2.33型 CCDで、画素数はFH5が1610万画素、S1が1210万画素。レンズは35ミリ換算28〜112ミリの光学4倍ズームレンズだが、おまかせiA時には撮像素子の使用領域を変えることで焦点距離をテレ側へシフトできる「EX光学ズーム」を利用できる。AF速度についてもアルゴリズムなどの改良によって、既存のエントリークラス製品である「DMC-FS10」に比べて約45%高速化している。
本体内に画像アップロードソフト「LUMIX WEB アップローダー」を備えており、PC接続時にはPicMate、Facebook、YouTubeといったWebサービスへ画像を手軽にアップできる。動画撮影機能は最大1280×720ピクセル/24fpsのMotionJPEG形式となっている。サイズはFH5が94.3(幅)×53.5(高さ)×18.8(奥行き)ミリ/約121グラム、S1が98.8(幅)×58.5(高さ)×20.9(奥行き)ミリ/約117グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。
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