24ミリからの12.5倍ズーム、HDRアートも進化 カシオ「EX-ZR100」
カシオ計算機が、高速処理エンジンによって快適な撮影性能とHDRアートなどユニークなファンクションを搭載した「EX-ZR100」を発売する。レンズは24ミリからの12.5倍ズームだ。
カシオ計算機は2月4日、コンパクトデジタルカメラ“EXILIM”の新製品として、「EX-ZR100」を3月2日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円前後。
昨年10月に発表された「EX-ZR10」と同じく、画像処理エンジン「EXILIM ENGINE HS」と1/2.3型 有効1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載しているが、レンズは35ミリ換算24〜300ミリ相当の光学12.5倍ズームに改められた(ZR10は35ミリ換算28〜196ミリの光学7倍ズームレンズ)。
光学レンズの倍率は12.5倍だが、高速連写した画像を合成することで画質劣化を抑えながらズーム倍率を高める「プレミアムズーム」(マルチフレーム超解像)によって、25倍相当まで画質劣化を抑えての望遠撮影を行える。
EXILIM ENGINE HSと高速CMOSセンサーの搭載により、高速連写した画像を重ねてあわせてダイナミックレンジを拡大するHDR撮影や、局所的にコントラストや彩度を変化させるHDRアートといった撮影機能を利用できる。HDRアートについては、既存モデルと異なり3段階の効果調整が行える。
動画は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影が可能で、動画撮影を行いながら10メガでの静止画撮影を行うことも可能だ。動画撮影中の光学ズームやコンティニアスAFも行える。最速1000fpsのハイスピード撮影機能(480/240/30〜240fpsも選択可能)も可能だ。
そのほか、360度のパノラマ撮影機能、顔検出機能と組み合わせて連写した写真の中から目つぶりのない画像をカメラが自動的に検出する「いち押しショット」、撮影した静止画/動画に内蔵のキャラクターを組み合わせる「ダイナミックフォト」、撮影時の状況や人物の顔、被写体の位置などをカメラが自動検出して、さまざまな撮影パラメーターを最適化する「プレミアムオート」などの撮影機能も用意されている。
記録メディアはSDメモリーカード(SDHC/SDXC対応)で、背面液晶は3型(約46万画素)。本体サイズは104.8(幅)×59.1(高さ)×28.6(奥行き)ミリ、約205グラム(電池およびメモリーカード含む)。
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