「マナーモード」も搭載、1000枚撮影可能なトラベルEXILIM「EX-H30」
1000枚撮影可能な“トラベルEXILIM”がレンズの広角化や高倍率化など基本性能を高めて新登場。レストランなどで便利な「マナーモード」も搭載した。
カシオ計算機は2月4日、コンパクトデジタルカメラ“EXILIM”の新製品として、「EX-H30」を3月4日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
1回の充電で約1000枚の撮影が可能な“旅カメラ”の新製品(→1000枚撮影可能な世界最薄“トラベルEXILIM”「EX-H10」)。スタミナ性能のほかにも、12.5倍ズームの広角レンズや約18.8倍まで画質劣化を抑えてのズームを行える「プレミアムズーム」、電池の消耗を抑える「エコモード」など、旅行に携帯するカメラに求められるさまざまな機能を備えた。
撮像素子は1/2.3型 有効1610万画素CCDで、35ミリ換算24〜300ミリ相当の光学12.5倍ズームレンズを組み合わせる。手ブレ補正はCCDシフト式。画像処理エンジンは「EXILIM エンジン 5.0」で、撮影画像をテクスチャ部/平たん部などに分類してそれぞれに最適な処理を施すことで解像感を高める「超解像高画質」機能を備えている。
旅先で訪れる機会の多い美術館や水族館、レストランなどのでの利用を考慮し、撮影モードとして「マナーモード」を搭載。このモードでは、操作音オフ、フラッシュ発光禁止などが自動的に設定される。
そのほか撮影機能として、最大240度のパノラマ撮影機能、撮影時の状況や人物の顔、被写体の位置などをカメラが自動検出して、さまざまな撮影パラメーターを最適化する「プレミアムオート」などを搭載する。プレミアムオートON時には風景、人物に対する自動補正も行われる。最大1280×720ピクセルのハイビジョン動画撮影も可能。動画撮影中には光学ズームやコンティニアスAFも利用できる。
被写体を高速連写して簡易動画をカメラ内で作成、そこに背景を合成することで「写真の中で被写体が動く」という動画を作成できる「ダイナミックフォト」撮影機能も用意されている。記録メディアはSDメモリーカードで、背面液晶は3型(約46万画素)。本体サイズは104.8(幅)×59.1(高さ)×28.6(奥行き)ミリ、約201グラム(電池およびメモリーカード含む)。
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