キヤノン、「世界最薄」5倍ズームの「IXY 410F」
キヤノンはコンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズの新製品「IXY 410F」を発売する。光学5倍ズームレンズを搭載しながら厚さを19.5ミリに抑えた「世界最薄」モデルだ。
キヤノンは2月7日、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズの新製品として、「IXY 410F」を2月17日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。
35ミリ換算24〜120ミリの光学5倍ズームレンズを搭載しながら厚さを19.5ミリに抑えた「世界最薄」(同社 2011年12月10日現在、24ミリ/光学5倍ズーム以上のコンパクトデジタルカメラにおいて)のスリムモデル。
これだけのスリムボディながら、1/2.3型 有効1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「DiGiC 4」を組み合わせたノイズ低減/ダイナミックレンジ拡大システム「HS SYSTEM」によって、高画質を実現しているほか、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影も搭載している。
カメラが撮影状況や被写体に応じた撮影モードを自動的に選択する「こだわりオート」には、フレーム内の色やコントラスト、大きさなどで対象が人ではなくても主被写体であると認識し、ピントと露出を合わせ続ける「主役フォーカス」が組み込まれ、カメラを向けるだけでカメラが自動的に32のシーンを識別し、最適な設定を施してくれる。
液晶サイズは2.7型で、本体背面には動画撮影用ボタンが用意されており、素早い動画撮影のスタートを可能としている。静止画撮影のシャッターを押す直前の4秒間を動画で記録し、さらに1日分の動画を自動的に1つのファイルにまとめてダイジェスト動画を半自動で作成する「ムービーダイジェスト」も搭載している。
関連記事
- レビュー:IXY初のF2.0レンズ&裏面CMOSセンサー搭載、「IXY 30S」を楽しむ
キヤノンからもついに裏面照射型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジカメ「IXY 30S」が登場した。F2.0の明るいレンズを搭載し、センサーの特徴を画質面へ反映させることで、誰にでも扱いやすい“高感度”カメラになっている。 - 「IXY 30S」と夜の動物園で
コンパクトデジカメを選ぶ際、僕が気になるのが、屋内でもブレずに撮れるかということ。そこで“高感度”がウリの「IXY 30S」を夜の動物園に持ち込んだ。 - 10倍ズーム搭載の高感度万能選手――キヤノン「IXY 50S」
キヤノン「IXY」シリーズの最新機種が「IXY 50S」。コンパクトなボディに搭載された10倍ズームレンズ、暗い室内や夜景も手軽に撮れる「HS SYSTEM」、フルHD動画と1台でなんでもこなせる万能選手だ - 裏面照射CMOSとF2.0レンズ搭載で“攻める”IXY――「IXY 30S」
裏面照射型CMOSセンサーと「DiGiC 4」を組み合わせたノイズ低減/ダイナミックレンジ拡大システム「HS SYSTEM」とF2.0レンズを搭載した“攻め”のIXY、IXY 30Sが登場。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.