春モデル8機種の発表、写真文化づくりも積極的なニコン:CP+2011
ニコンブースは、COOLPIXの新製品展示や人気の説明カウンターのほか、AFCアジアカップの撮りおろし写真の展示や雑誌とのコラボスペースを設けるなど、好きな分野から始める事で写真がもっと好きになるような展示を行っている。
CP+のニコンブースは、2011年春の新製品8機種の発表からスタートした。
P、S、Lの各シリーズに新製品が追加/リニューアルされ、ハイパフォーマンスクラスのPシリーズは「COOLPIX P300」と「COOLPIX P500」が新たに登場した。「COOLPIX P300」は、解放F値1.8の明るいNIKKORレンズを搭載したコンパクトモデル。「COOLPIX P500」は光学36倍ズームを搭載したモデルとなっている。
スリム&高倍率レンズが特徴のSシリーズは4機種がリニューアルされた。「COOLPIX S9100」は、18倍ズームのコンパクトなモデル。「COOLPIX S6100」は、16メガピクセルとタッチパネル液晶モニターを搭載した「COOLPIX S6000」の後継モデル。「COOLPIX S4100」、「COOLPIX S3100」は、光学5倍ズームを搭載した薄型モデルとなっている。
エントリーモデルであるLシリーズは2機種がリニューアルされた。「COOLPIX L120」は光学21倍ズームを搭載したモデル。「COOLPIX L23」は単三形乾電池で撮影できる5倍ズームモデルとなっている。
ブース内には、夜をイメージした暗い一角で夜景と人物が綺麗に撮れる「夜撮りキレイテクノロジー」を体験できるコーナーが設けられている、中には光る夜景をイメージした背景の前に、ほとんどシルエットでしか見えないモデルがおり、恐る恐る「COOLPIX S9100」で撮影してみたところ、夜景の明るさと人物のストロボ光がミックスされたきれいな写真を撮れた。ニコンブースに立ち寄った際は、簡単に撮れる夜景撮影をぜひ体験して欲しい。
カメラ雑誌とのコラボレーションも行われていた。デジタル一眼レフカメラ「D3100」を使った写真撮影のワークショップが行われ、スイーツや小物を使ったテーブル撮影が体験できる。当日のスケジュールはすべて満員となる人気となっており、参加者は熱心に写真撮影のコツを学んでいた。
オンラインフォトアルバムサービス「my Picturetown」の紹介コーナーも設けられている。このコーナーでは、my Picturetownの使い方、写真の共有(フレンドアルバム)の楽しみ方、写真にメッセージと音楽を組み合わせて作る新写真コミュニケーションサービス「フォトムービ」・「うたフォト」の紹介が行われている。
そのほかに、3月からサービスが開始される「my Picturetown 3D」の紹介も行われている。myPicturetown 3Dは、2D写真を3Dに変換するサービスや対応デジタルフォトフレーム貸し出しを含む有料会員サービス。レンタルされる3Dフォトフレームは、自然な解像度で写真を立体的に見る事ができるるほか、YouTubeの3D動画を再生する機能もある。
そのほかにデジタル一眼レフカメラ「D7000」を駆使した若手写真家による写真展、AFCアジアカップの撮りおろし作品展、ニコンダイレクトのWeb専用商品を手に出来るコーナーも設けられている。
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