初心者もハイアマも満足、懐の広さが魅力の1台――ソニー「NEX-C3」(3/4 ページ)
ソニー「NEX-C3」はNEX-3の後継機だが、各所の改良によって、前モデルよりターゲットが幅広くなり、コンデジからのステップアップ層にもハイアマ層にも使いやすい懐の広い製品となった。
NEXは極めて「優秀なコンデジ」である
NEXという存在は、デジタル一眼レフとコンデジの間をうまく埋めていると思う。デジタル一眼レフ並の画質を持ちながら、チルト式液晶モニタならではのアングルの写真も撮れるし、散歩用カメラとしては格段に軽くて小さい。
わたしにとってはレンズ交換ができるハイエンドコンデジだ。コンデジ感覚で気軽に適当に使えるんだけど、撮像素子はAPS-Cサイズだから十分使える写真が撮れる。そのうえ液晶モニタが上下に動くので、身体に鞭打たなくても自由なアングルで撮れる。これは素晴らしいことだ。
NEX-C3はNEX-3の後継機だが、前モデルよりターゲットが幅広くなり、セカンドカメラ層やハイアマチュア層にも使いやすい、懐の広さを持ったカメラになった。NEX-5の後継機がどうなるか分からないのでなんともいえないが、スナップ用、お散歩用カメラとして、サイズ的にもクオリティ的にもお勧めできる。
難点はレンズの種類がなかなか増えないこと。今回、NEX-C3と同時に30ミリ/F3.5のコンパクトなマクロレンズ「E30mm F3.5 Macro」も発表されたが、販売開始は秋。2012年末までのレンズロードマップは公開されているが、ミラーレス一眼のライバルであるマイクロフォーサーズ組のレンズの充実度を見ると、もうちょっと投入スピードを早めて欲しいと思う。
作例(1) マイフォトスタイル
NEX-C3といえばiAUTOとそこにある「マイフォトスタイル」だろう、ということで、ひたすらそんな作例から。
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