1600万画素&14倍ズームのスリムコンパクト「COOLPIX S8200」
ニコンは1610万画素裏面照射型CMOSセンサーと14倍ズームレンズを搭載したスリムコンパクト「COOLPIX S8200」を発売する。主被写体をカメラが予測してピントを合わせる「ターゲットファインドAF」も搭載した。
ニコンは8月24日、同社コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新製品として「COOLPIX S8200」を9月22日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万8000円前後。
昨年9月に発表された「COOLPIX S8100」の後継にあたる高倍率レンズを搭載したスリムコンパクトデジカメ。
搭載する裏面照射型CMOSセンサーの画素数を有効1610万画素と高め(S8100は有効1210万画素)、レンズも30〜300ミリ相当の光学10倍ズームから25〜350ミリの光学14倍ズーム(いずれも35ミリ換算)へと高倍率化した。レンズ倍率はアップしたが、鏡筒の新設計などにより、ボディサイズはほぼ前モデルと同様に押さえている。
前モデルになかった機能としては、画像解析技術を用いてフレーム内の主な被写体をカメラが自動的に予測してピント合わせを行う「ターゲットファインドAF」を搭載した。もちろん顔認識も用意されており最大12人を認識する。高画素高倍率化が進められたが、AF合焦時間約0.29秒をはじめ、起動時間約0.95秒、撮影タイムラグ約0.35秒など、各動作の高速化も行われている。
デジタルフィルターはソフト/ノスタルジックセピア/硬調モノクローム/ハイキー/ローキー/セレクトカラーの6種類を用意するほか、クロススクリーン/魚眼効果/ミニチュア効果/絵画調の4効果については撮影後画像へ適用することができる。連写合成系機能としては、「夜景」「逆光」などを用意するほか、フル画素で約6コマ/秒の連写も可能となっている。動画は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画を撮影できる。動画のコーデックはMPEG-4/AVC H.264でファイル形式は.MOV。サイズは約103.7(幅)×59.3(高さ)×32.7(奥行き)ミリ、約213グラム(バッテリー、メモリーカード含む)
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