ソニーは9月30日、フルハイビジョンおよびフルハイビジョン3Dでの動画撮影が可能なデジタル双眼鏡「DEV-3」を11月11日より販売開始する。価格はオープンで、実売想定価格は13万円前後。
光学10倍の「Gレンズ」と総画素数420万画素の1/4型“Exmor R”CMOSセンサーをそれぞれ2つ備えたデジタル双眼鏡。ビューファインダーは0.45型の電子式(EVF)で、約122.7万画素(2011年春モデルのハンディカム「HDR-CX700V」は約23万画素)と高精細であり、快適な利用が可能だ。
双眼鏡倍率は0.8〜10倍の可変倍率(2D時、3D時は0.5〜5.4倍。いずれも動画時)となっているほか、3軸の手ブレ補正、コントラスト検出式のオートフォーカスなどデジタルならではの機能を多数備えており、対象を見ながら動画/静止画の記録も行える。
動画の録画形式はAVCHD 2.0で、3Dでの録画も可能。2D録画時にはPS(1920×1080、28Mbps、60p)、FX(1920×1080、24Mbps、60pもしくは24p)、FH(1920×1080、17Mbps、60pもしくは24p)、HQ(1440×1080、9Mbps、60i)から撮影モードを選択できる。静止画は最大3072×2304ピクセル(710万画素相当/4:3)での記録が可能となっている。
記録メディアはメモリースティックDuoおよびSDメモリーカード(SD/SDHC/SDXC)が利用できる。サイズは約155(幅)×88(高さ)×219mm(奥行き)ミリ、約1130グラム(撮影時重量)。カラーはブラックのみ。
なお、業務用機としてGPSやデジタルズームなどの機能も備えた「DEV-5K」も販売される。こちらも価格はオープンで、実売想定価格は20万円前後。
→ソニーストアで「DEV-3」をチェックする
HD動画撮影対応デジタル双眼鏡。価格は12万8000円(税込/予定)
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