レビュー
ツボを押さえたタフネス系GPSデジカメ――ニコン「COOLPIX AW100」(3/3 ページ)
いち早く搭載製品を投入したものの後が続かなかったニコンのGPSデジカメ。2011年に登場した「COOLPIX AW100」は後発だけあって、かなりツボを抑えた作りで、アウトドアデジカメが欲しい人、GPSデジカメが欲しい人にはかなり気になる製品だ。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
「らくらくオート」でワイド端(28ミリ相当 1/500秒 F3.9 ISO125)とテレ端(140ミリ相当 1/500秒 F4.8 ISO125)。ディテールの描写力が甘いのと、テレ端時の色がワイド端時とちょっとズレているのが気になる。まあ高画質を求めるカメラではないと思う
順光の条件がよい状態での写真。条件がよいと(当たり前だが)きれいに撮れます。位置情報がついてないのは、カメラを取り出してすぐ、測位を待たずに撮ってしまったから 43ミリ相当 1/1000秒 F4 ISO125
こちらは位置情報付。あっという間に測位してくれた。らくらくオートで。いい感じだけど、期待したより露出オーバー気味だったのは残念。でもオート時も露出補正は効く 28ミリ相当。1/1250秒 F3.9 ISO125
望遠端で花を背景が暗い分、露出オーバー気味になったので、-1で撮影。ディテールの描写は甘くてザラつきも出てるけど、まあ高画質を求めるカメラではないということで 140ミリ相当 1/100秒 F4.8 -1 ISO125
ペットモードで室内の猫を撮影。夕方の室内だが色は問題なし。ペットモードだとISO感度は高めになるがオートではISO800までのようで、1/8秒というスローシャッターになった。でも、3枚連写してくれれば1枚くらいぶれが目立たないカット(3枚目)もあるからOK、という例
ISO200からISO3200までISO感度比較。ちなみに最低ISO感度はISO125となっている。低感度時の絵はもっときれいであって欲しいな、と思うが、ISO1600まではなんとか使えそうなのはさすが裏面照射型CMOSセンサーである
関連記事
- 新シリーズ「AW」登場、タフネス性能を備えた「COOLPIX AW10」
ニコンが同社コンデジとして初めて防水・対衝撃・耐寒性能を備えた「COOLPIX AW10」を発売する。測位時間の短縮を目指したコンパス付きGPSも搭載する。 - 「高画素・高倍率・暗い場所でもキレイ」が開発ポイント――ニコン、COOLPIXシリーズ6製品を新発表
ニコンがCOOLPIXシリーズ6製品を新発表した。ユーザーニーズが高い「高画素・高倍率・暗い場所でもキレイ」という3大ポイントを踏まえ、既存モデルからスペックを向上。さらに、タフネス仕様の個性派モデルも初投入する。 - GPSデジカメ生活のススメ(3) 素早く正しい位置を測位できるかテスト
GPS搭載デジカメの短期特集も今回でラスト。今回は、GPSデジカメとして最も大切な「素早く」「正しい位置」を計測して記録できるかについて、チェックしてみることにする。 - GPSデジカメ生活のススメ(2) GPS搭載製品のさまざまな方向性をチェックする
さてひとくちにGPSデジカメといっても、旅行系からアウトドア系までとその方向性はさまざま。今回は、各社製品の方向性をみてみよう。 - GPSデジカメ生活のススメ(1) 位置情報があると写真が楽しくなる理由
コンパクトデジカメの今春モデルをみていると、目立つのがGPS搭載機の多さ。現在位置を知るという意味では、携帯電話のGPS機能のほうがなじみ深いのだけれども、デジカメがGPSを搭載したからこそできることというのもある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.