「EF 40mm F2.8 STM」対応など「EOS 5D MarkIII」「EOS 60D/60Da」最新ファームウェア
キヤノンは「EOS 5D MarkIII」「EOS 60D/60Da」の最新ファームウェアを提供開始した。EOS 5D MarkIIIの最新ファームウェアは、適用することで「EF 40mm F2.8 STM」への対応が図られる。
キヤノンは6月19日、デジタル一眼レフ「EOS 5D MarkIII」「EOS 60D/60Da」の最新ファームウェアを提供開始した。EOS 5D MarkIIIの最新ファームウェアは、適用することで6月下旬発売の新レンズ「EF 40mm F2.8 STM」への対応が図られる。
EOS 5D MarkIIIの最新ファームウェア(Ver1.1.3)では、「EF 40mm F2.8 STM」に対応するほか、オートライティングオプティマイザを使ってAEB撮影した際に露出アンダーとなることがある不具合、設定などによって液晶バックライトが消灯しないことがある不具合、超望遠レンズ(「EF 300mm F2.8L IS II USM」「EF 400mm F2.8L IS II USM」)およびエクステンダーを組み合わせた際に電源が入らなくなることのある不具合などの修正が行われる。
EOS 60D/60Daの最新ファームウェア(Ver1.1.1)では、Exifでカメラのボディナンバーが正しく表示されない、メニュー画面の一部言語(ギリシャ語、イタリア語、ポルトガル語)の誤表示訂正が行われる。ボディナンバーの誤表示は、ボディナンバーが「2147483648」かそれより大きな番号で、かつファームウエアがVersion 1.1.0 以下のEOS 60Dにて発生する現象で、撮影済みの画像については今後提供される「Digital Photo Professional」「Zoom Browser EX」「Image Browser」の各ソフトウェアで対処する予定となっている。
関連記事
- 高速化した中級フルサイズ機――キヤノン「EOS 5D Mark III」インプレッション
フルサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフ機「EOS 5D Mark III」が3月下旬から発売になる。従来モデルから何が変わったのか。進化のポイントを中心にファーストインプレッションをお伝えしよう。 - カメラファンの「あこがれ」を目指すフルサイズ 「EOS 5D Mark III」
キヤノンから、ハイアマチュアの「あこがれ」「定番」を目指した、2230万画素フルサイズセンサー搭載のフルサイズ機「EOS 5D Mark III」が発売される。 - キヤノン、天体撮影専用の「EOS 60Da」
キヤノンが「EOS 60D」をベースに、ローパスフィルターの特性を変更することで天体撮影専用としたデジタル一眼レフカメラ「EOS 60Da」を4月中旬より販売する。 - レビュー:バリアングル液晶付きの多機能一眼レフ――キヤノン「EOS 60D」
キヤノンのデジタル一眼レフ「EOS」シリーズに、初のバリアングル液晶を搭載した新作「EOS 60D」が加わった。新しくなった機能と操作性を中心に、ファーストインプレッションをお伝えしよう。 - 長期試用リポート:「EOS 60D」第3回――撮影後にアートフィルターで楽しむ
EOS 60Dはシリーズで初めてエフェクト機能である「アートフィルター」を搭載した。派手な効果を得るというより、ちょっとしたスパイスを効かせるぐらいのつもりで使うのがよさそうだ。 - 長期試用リポート:「EOS 60D」第2回――フタケタEOSで動画を撮る
EOS 50DからEOS 60Dへの進化に伴う、大きな変更点の1つが動画撮影機能の搭載だ。フルハイビジョン撮影可能な、EOS 60Dの動画機能について確認する。 - 長期試用リポート:「EOS 60D」第1回――50Dユーザーからみた60D
キヤノンのミドルクラス「EOS 60D」をある程度長期間、使う機会に恵まれた。個人としてEOS 50Dをメインカメラとしていることもあり、どれほどの進化を遂げているのか興味のあるところだ。 - バリアングル液晶搭載の「新スタンダード」、キヤノン「EOS 60D」
キヤノンから“写真愛好家のための新スタンダード”「EOS 60D」が登場。充実した基本機能や「表現セレクト」機能のほか、シリーズ初のバリアングル液晶などでプラスαの楽しさを提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.