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これ1台でほかはいらないかも――全域F2.8の24倍ズーム機“LUMIX”「DMC-FZ200」(3/4 ページ)

久しぶりにパナソニックがやってくれた。24倍ズームレンズで「全域 F2.8」である。往年のヒットモデル「FZ1」を連想させる“LUMIX”「DMC-FZ200」は「これ1台あれば、ほかはいらないよ」感すら漂う。

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 てな感じで、一通り見てきたが、FZ200の魅力はなんといっても25〜600ミリ相当で全域F2.8、というレンズに尽きる。まあ本気での望遠写真を望むなら、重さや大きさや価格差に目をつぶって最低でもミラーレス一眼(例えばDMC-G5に同社の100-300ミリレンズをつければ600ミリ相当になる)を選ぶべきで、その方が撮れる写真のクオリティも高いのだが、手軽な望遠ズームデジカメが欲しい、細かなクオリティより1台で全部済む利便性と機動力が欲しい、というのならこれはイチオシ。

photophoto クリエイティブコントロールモードではデジタルフィルタを使える。数も増えて使い勝手も良くなってきた(写真=左)、連写はAF追従で秒5.5コマ。AF固定なら12コマまでいける。40コマ以上だと画像サイズが小さくなる(写真=右)

 グリップ感も使い勝手もいいし、機能もけっこうしっかりしてるし、幅広い撮影を楽しめて、HDRのクオリティもなかなかだしデジタルフィルタのデキもけっこうよくてデジタルならではの楽しみもあって、「これ1台あれば、ほかはいらないよ」感が漂ってくるもの。なかなか面白いカメラでした。

作例(1)

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ワイド端で空を。iAモードで風景と判断されて雲の白い感じがきれいにでてくれた。25ミリ相当 1/1600秒 F4.5 ISO100
photophoto ワイド端で神社の社殿をおまかせiAで。iHDRが働いた方(右)は青空もきれいに残ってるし、拝殿の影も少し持ち上がっていい感じに。コントラストが高い構図ではなかなか使える
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絞り優先AEにしてF2.8でぐぐっと寄ってみた。標準域くらいまではけっこう寄れる。56ミリ相当 1/500秒 F2.8 ISO100
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望遠端でアゲハ蝶を。望遠端だと1メートルまでしか寄れないが、600ミリあればこれだけ撮れるのでけっこういい。600ミリ相当 1/400秒 F2.8 ISO100
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ほぼ望遠端で稲村ヶ崎方面。人が減った海で気持ちよくウインドサーフィンする人と大渋滞を対比させてみた。こういう圧縮効果がおもしろい。おまかせiAで。572ミリ相当 1/1000秒 F4 ISO100
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望遠端で寝てる猫をおまかせiAでそっと撮影。液晶モニタを開いて低い位置から狙ってみた。おまかせiAだとなかなか絞り開放になってくれない。600ミリ相当 1/250秒 F4 ISO100
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砂浜を走ってる犬。おまかせiAにて撮影。600ミリあると遠くを走ってる犬もしっかり撮れる。600mm 相当 1/800秒 F4 ISO100
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室内で望遠端で猫を撮ってみた。ISOオートだがさすがに600ミリ相当で1/30秒は遅いかと。もうちょっとISO感度をあげてくれてもいいかと思う次第。ちょっとブレてます。猫が動いてくれたりするとブレピタが働いてもう少しISO感度が上がるのだけど。600ミリ相当 1/30秒 F2.8 ISO800
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室内にてISO3200にマニュアルで上げて望遠で猫を。さすがにISO3200まで上げると荒れる。372ミリ相当 1/50秒 F2.8 +0.66 ISO3200

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