インタビュー
ステップアップはボディとレンズで――キヤノンに聞く「フルサイズ」(後編)(2/2 ページ)
「小型軽量なフルサイズ」へのニーズを満たすため「EOS 6D」は生み出された。ただ、EF-Sレンズは利用できず、60DやKissシリーズからの移行には障壁が残る。
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
「軽やかにフルサイズ。」
これはEOS 6Dのカタログキャッチコピーだが、まさにこの製品を言い表している。高画質なフルサイズのカメラをもっと使ってもらいたい、そのためにはいろいろな人に手に取ってもらえるように軽くて比較的入手しやすい価格設定のカメラを投入する。
EOS 5Dでフルサイズ機を一歩身近にしたキヤノンならではの意気込みがそこには見える気がする。なおかつ、Wi-FiやGPS、スマートフォンとの連携機能など、その時代に合わせた新しい試みを取り入れ、写真をもっといろいろな形で楽しんでもらいたいという、写真文化を引っ張る気概も感じた。
自分の写真をステップアップさせたいと考えている人は、この機会にフルサイズ機を手に取って確かめてみるのもよいだろう。
関連記事
- EOS 6Dは何を狙いに生まれたか――キヤノンに聞く「フルサイズ」(前編)
“フルサイズインタビュー”の最後に登場するのは、フィルム時代からいくつもの名機を送り出してきたキヤノン。デジタル時代にも魅力あるカメラを続々と市場に送り込んでいる同社も、フルサイズ機には並々ならぬ技術と情熱を注いでいる。 - レビュー:小型化と低価格化で身近になったフルサイズ一眼レフ――キヤノン「EOS 6D」
キヤノン「EOS」シリーズの新しい顔として「EOS 6D」が登場した。35ミリフルサイズセンサーを搭載しながらも、従来よりも一回り小さく軽いボディと実売20万円を切る価格を実現。その機能と使い勝手、画質をレビューしよう。 - 「EOS 6D」(β機)ファーストインプレッション(実写サンプルあり)
まもなく販売開始されるキヤノンのフルサイズデジタル一眼レフ、「EOS 6D」のファーストインプレッションを実写サンプルと合わせて掲載する。 - 手ブレ補正搭載広角単焦点レンズ「EF35mm F2 IS USM」発売
1990年発売の「EF35mm F2」より実に22年ぶりのリニューアルとなる、手ブレ補正搭載の広角単焦点レンズ「EF35mm F2 IS USM」が販売開始された。 - 「EOS 6D」実機体験イベント、11月19日より各地で開催
キヤノンの新製品「EOS 6D」の実機を体験できる各種イベントが、11月19日より各地で開催される。 - photokina 2012:「EOS 6D」の軽さに驚き、国内未発表PowerShotも多数展示 キヤノンブース
キヤノンブースで耳目を集めていたのは、やはり発表されたばかりのフルサイズ機「EOS 6D」だが、国内未発表の「PowerShot S110」や「PowerShot G15」などPowerShotシリーズの製品も多数展示されている。 - キヤノン、世界最小最軽量のフルサイズ機「EOS 6D」
キヤノンから「世界最小最軽量」の35ミリフルサイズ機「EOS 6D」が登場する。小型軽量で携行性に優れるほか、EOSシリーズとして初めてGPSとWiFiを搭載、新たな楽しみ方も提案する。 - キヤノン、マクロ撮影機能搭載の“L”標準ズームレンズ「EF24-70mm F4L IS USM」
キヤノンが交換レンズ「EF24-70mm F4L IS USM」を12月中旬より販売開始する。マクロ切り替えスイッチを備え、幅広い領域の撮影に適する。 - キヤノン、手ブレ補正搭載の広角単焦点レンズ「EF35mm F2 IS USM」
キヤノンが広角単焦点レンズ交換レンズ「EF35mm F2 IS USM」を発売する。1990年発売の「EF35mm F2」より実に22年ぶりのリニューアル。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.