第2回 これでピンボケ写真とおさらば――AFをうまく活用する：荻窪圭のiPhoneカメラ講座（2/2 ページ）

iPhoneでうまく写真が撮れない人の多くは手ブレが原因だけど、ほかに「ピンボケ」もあると思う。じゃあどうすればピンボケを防げるのかというと、被写体が画面に収まる位置や、被写体との距離などが重要になってくるのだ。

[荻窪圭，ITmedia]

今日の小技：わざとピントを外して撮ってみる

　基本的にピントって合わせたいものだけど、時にはわざと外した方が面白い写真になることがある。これは、わざとピントが合う前のボケているタイミングを見計らって無理矢理撮ったイルミネーション。

普通にピントを合わせちゃうとこんな感じ。いまひとつ面白くない（写真＝左）。わざとピントをずらしてボカしてみた。するとちょっと幻想的っぽくなって面白い（写真＝右）

　イルミネーションの光が丸くボケてちょっと幻想的な感じでいいでしょ。ピントをわざと外すというのも技なのだ。いい感じにボケるまで何度も繰り返したけど、例えば、超近距離にピントを合わせると背景は大きくボケるので、それを応用して、いったん超近距離にピントを合わせてさっとiPhoneの向きを変えて、iPhoneがピントを合わせ直す前に撮る、なんて技も使える。

　iPhoneのカメラって機能はシンプルだけど、ちょっとした工夫でいろんな表現ができるのだ。