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言葉としては知っていてもちょっと分かりにくい写真用語の感覚的な理解に挑んでみる(4/5 ページ)

「露出」に「絞り」「シャッタースピード」「ホワイトバランス」などなど、写真用語を言葉として知っていても、「どれをどの程度変えると、イメージした写真に近づくか」を感覚的に理解するのはちょっと骨が折れる。カシオ「EX-100」で練習してみた。

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コントラスト×彩度

 こちらのブラケットはその名の通りで、コントラストを調整してメリハリのある画像、もしくはソフトな感じに仕上げたり、彩度を強調することで色濃くカラフルな写真にすることが可能だ。

 一般的に写真はコントラストと彩度を高くすることで、ハッキリクッキリ色味が豊なパンチのある写真に仕上げることができるが、いつもドラマティックな写真ばかりでは味気ない。さまざまな組み合わせの中から、伝えたいイメージに合ったものを選びたい。

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写真0947 コントラスト±0 彩度±0
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写真0948 コントラスト−3 彩度±0
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写真0949 コントラスト+3 彩度±0
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写真0950 コントラスト±0 彩度−3
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写真0951 コントラスト−3 彩度−3
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写真0952 コントラスト+3 彩度−3
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写真0953 コントラスト±0 彩度+3
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写真0954 コントラスト−3 彩度+3
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写真0955 コントラスト+3 彩度+3

 こちらの写真は満開の桜を撮ったもので、その柔らかそうな花びらが春を思わせる。コントラストが高いものは明らかに自分のイメージに合わないので即除外。むしろ、コントラストが低くて、ソフトな感じの方が春を思わせてくれるので、自分としては写真0948と写真0951、写真0954を選択したい。その中でも写真0954が彩度をプラスしているおかげでほんのりとしたピンクが出ていて好印象。春らしい一枚に仕上がったと思う。

「ヒント!」

  • コントラストと彩度の関係で表現できること

コントラストは「明暗差」を指す言葉で、強くする(プラスにする)と写真にメリハリが、弱くする(マイナスにすると)と柔らかな印象となる。彩度は「色の濃さ」で、こちらも強くする(プラスにする)と色が濃くなることで写真にメリハリが、弱くする(マイナスにすると)と色が薄くなり、柔らかな印象となる。効果としては似た要素だが、それぞれの強弱によって、写真の雰囲気はかなり異なる。好みの側面が強いので、試行錯誤しながらイメージに合った設定を探そう。


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