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第175回 動物園で写真に夢中になる撮り方とそのコツの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

行楽の時季、万人の楽しめるスポットが動物園。動物を撮るのは楽しいということで、家族で出掛けたらお父さんが写真に夢中になって家族に怒られる的なそんな方面のお話です。

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ピントは目に合わせよう

 3パターン目はこども動物園にて。

 要するに、ヤギやヒツジ、ニワトリなんかが放し飼いにされてて、そこで実際に動物に触れられるという、大人でも楽しい場所である。

 そういうところではぜひ、放し飼いならではの距離感を楽しむべし。

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広角で近づいてみた

 もっと顔に寄ってみよう。

 近寄れば近寄るほどピントの合う範囲が狭くなる。だからどこに合わせるか考えておかないとだめ。

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画面の真ん中にピントが合ってしまった。オートだとありがち
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一番カメラに近い鼻にピントが合ってしまった
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目元にピントを合わせてみた

 鼻や口元を特に撮りたいって目的がないのなら、基本は「目にピントを合わせること」だ。特に顔が縦に長いと、どっちかにピントを合わせるとどっちかがボケたりする。

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人間も動物もピントは目に合わせるのが基本

 せっかくなので、ヒツジの目をアップで撮ってみた。横長なのがちょっと面白い。

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ヒツジの目
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顔全体

 ちなみにさっきの室内の猿の写真、リンゴを食べてたので口元にピントを合わせたけど、そうじゃないときはやはり、目に合わせるのが基本です。

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目にピントを合わせてみた

 目を見るってけっこう面白くて、つい全身を撮ってみたくなるものだけど、たまには部分を望遠で狙ってみると、肉眼とは違うディテールを楽しめる。それもまたよいところですよ。

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そのたたずまいが面白くて、つい全身を撮っちゃうハシビロコウ
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望遠レンズで目元をアップにしてみた。生々しくてイイ
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白目になった瞬間をゲット。白目はコワイぞ

 目に注目してみたけど、しっぽフェチの方はしっぽを、爪フェチの方は足下をとその辺はお好みで。

 というわけで、屋外用の望遠ズームと室内用の明るい単焦点レンズは欠かせない、寄って撮る時は目にピントを、ISO感度が上がってもシャッタースピードは速めにする、というあたりがポイントかと。連写してるとあっという間にメディアを消費するので、要注意です。

 それにしても、動物園ってたまに行くと面白いですな。時間を忘れます。お子さんがいる方はもちろんのこと、そうでなくてもぜひ。

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