「GALAXY S5」 位相差 最速0.3秒オートフォーカスを試した
「オートフォーカス 最速0.3秒」をうたう、サムスン電子のスマートフォン「GALAXY S5」のカメラ機能をデジカメ担当の視点で試用した。
サムスン電子のスマートフォン「GALAXY S5」(NTTドコモでは「SC-04F」、auでは「SCL23」)は防水防塵ボディや指紋および心拍センサーの内蔵などトピックの多い製品だが、カメラ機能に目をやると「最速0.3秒」をうたう高速AFが目を引く。
NTTドコモの発表会にて、「GALAXY S5 SC-04F」を使って高速AFの使用感を確かめた。
タッチAFで動く鉄道模型を撮影してみた感想から言えば、スマートフォンとしてみればAFは高速で、一般的なミラーレス機のタッチAFに肉薄する速度ではあるが、Nikon 1シリーズなど高速AFが特徴のデジカメにはかなわないという印象。
「位相差AF搭載」とのことなので、撮像素子に位相差AFセンサーを埋め込んだ像面位相差AFが採用されていると思われるが、会場ではコントラストAFとの併用なのか、併用ならばどのようにコントラスト/位相差を使い分けていくかなどの詳細は確認できなかった。
会場では位相差AFセンサーの測距点数も確認できなかったが、スマホ画面のかなり端でも速度を含めたAFの挙動変化は見られなかったので、かなりの数を用意しているか、配置に工夫を凝らしているのではないかと推測される。
SC-04Fのメインカメラは有効1600万画素CMOSで、既存モデルのGALAXY S4より高画素化しており、センサーサイズも22%大型化している。半導体チップや電子機器の解析を手掛ける米Chipworksによるリポートでは、画素間に障壁を設けることで混色をなくす新構造「ISOCELL」を採用したセンサーであると報告している。
(編注:初出時、GALAXY S4のカメラ画素数について誤りがありましたので、訂正致しました。2014/05/14 19:22)
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