「FUJIFILM X-T1」と「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」がEISAアワードを受賞
富士フイルムの「FUJIFILM X-T1」および「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」が欧州の権威ある賞、EISAアワードの部門賞を受賞した。
EISAが、毎年映像関連製品の中から、カテゴリー別に最も優れた製品に贈る賞、「EISAアワード」を発表。富士フイルムの「FUJIFILM X-T1」が、European Advanced Compact System Camera of the Year 2014-2015賞、「フジノンレンズ XF56mmF1.2 R」が、European Compact System Lens of the Year 2014-2015を受賞した。「Xシリーズ」は、2011年の「FUJIFILM X100」、2012年の「FUJIFILM X-Pro1」、2013年の「FUJIFILM X100S」に続いて、4年連続での受賞となった。
EISAとは、European Imaging and Sound Associationという、欧州20カ国、50誌以上のカメラ、映像、オーディオ関連専門誌の代表が加盟する団体。各製品の受賞理由は以下の通り。
- FUJIFILM X-T1
「FUJIFILM X-T1」の設計思想は、正統派のミラーレスカメラとして最高のものだ。そのずらりと並んだダイヤル群やボタンによるクラシカルな操作スタイルは幅広い層にとって魅力的だが、授賞の決め手はカメラとしてのパフォーマンスと画質である。
実績ある「X-Trans CMOS II」センサーによる低感度から高感度まで卓越した高画質、そして今日手にし得る限り最高の性能を持つ電子ビューファインダーの一つである、表示倍率が大きく高精細なファインダー、オートフォーカスの速さやWi-Fi リモート撮影機能等、総合的なパフォーマンスも非の打ちどころがない。軽くコンパクトながらも無骨で防塵・防
滴構造を備えたマグネシウム合金製のボディに収められたこれら全ての特長が授賞の理由だ。
- フジノンレンズ XF56mmF1.2 R
ピント合焦部分の極めてシャープな描写と、アウトフォーカス部分(画像の中で焦点を合わせずにぼかした部分)の美しく滑らかなボケが両立した画が得られ、2枚の低分散ガラスレンズにより色収差も効果的に抑えられている。フジノンレンズ XF56mmF1.2 Rは、これらの卓越した画質設計により理想的なポートレート撮影レンズとしての特性を持つ。そして高精度に組み上げられたこのレンズは絞りリングを備え、ダイヤル操作を基調としたクラシカルな操作スタイルの「Xシリーズ」のミラーレスカメラにマッチしている。
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