さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。新宿ニコンサロンで、2015年2月17日から開催予定のオカダ・キサラ写真展「©TOKYO 出会い頭の点動刹(てんどうせつ)」を案内する。
作品に写っている人物は市井の人たちである。
昨今問題になっている肖像権やプライバシー権の問題に抵触する恐れもあり、だからこそ「ただ面白い一瞬がありました」という理由だけでの発表ではない。“決定的瞬間”以上の“なにか”を観てもらうためにはどうしたらいいのか、作者は日々模索している。
これからスナップ写真は難しい境地に立たせられていくと作者は考えている。秘密保護法、表現の自由の抑制、インターネットの普及によるプライバシー権と肖像権の侵害の恐れなど、さまざまな問題があり、作者たちスナップ写真家は情勢を見て、少しずつ発表の仕方を調整しなければならない時代になった。作者が一番恐れていることは、世間がスナップ写真を許さなくなってしまうことだ。
今あるこの瞬間を見返すのはずっと将来の人たちである。だからこそ作者は、歴史的価値のある写真を目指しているわけではないが、ここにあったという事実の、ほんの小さな小さな証明の1枚でありたいと撮影している。カラー28点。
写真展の詳細
名称 | オカダ・キサラ写真展「©TOKYO 出会い頭の点動刹(てんどうせつ)」 |
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開催期間 | 2015年2月17日(火)〜2月23日(月) |
開館時間 | 10時30分〜18時30分(最終日15時まで) |
定休日 | 会期中無休 |
入場 | 無料 |
会場 | 新宿ニコンサロン |
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