さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。オリンパスプラザ東京で2015年7月24日から開催予定の後藤桂子 写真展「オーストラリアの田舎町」を案内する。
誰でもそうだと思うのだが、学生時代の親友とずっと付き合っていると、あの頃同じスタンスで生きていたのに、今では全然違う価値観で全く違う人生を送っている友がいる。これがすごく面白く、自分が友の事をあまり深く理解していなかった事が、よくわかった。学生の頃は、気があって一緒に行動できればよかっただけである。写真をとおして、今の彼女の生活環境にどっぷり浸かり、少しでももっと理解を深めたいと思う。
彼女は、私が初めて親にオーストラリアへ連れて行かれた時の高校時代の親友で、大学も一緒だったが、今は農場夫の奥さんになって、オーストラリアの田舎の人口2000人にも満たない町に住んでいる。2012年12月、南半球の真夏の摂氏42度の中、1055km運転して暫くぶりに会いに行った。
オーストラリアの田舎での農場経営は、都会の私達の仕事と似ているようで又違う。雨量の有る無し又タイミングで収入が激変する。無駄を省く事では同じだが、省くものが違う。都会人は、出費だが、農夫はただ食いの生き物だ。子供を育てる環境や価値観も違う。
何度か彼女のところへ撮影に行っているが、まだまだ彼女の全は分かっていない。彼女いわく『本当の私がわかったら、驚くかも』だそうである。
この写真展開催にあたり、ご指導ご協力いただきました方々に深く感謝申し上げます。
写真展の詳細
名称 | 後藤桂子 写真展「オーストラリアの田舎町」 |
---|---|
開催期間 | 2015年7月24日(金)〜2015年7月29日(水) |
開館時間 | 11時〜19時(最終日15時終了) |
定休日 | 木曜 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ東京 |
関連記事
- マイクロフォーサーズの“大三元”が完成――オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」
オリンパスのマイクロフォーサーズ対応レンズのラインアップに、F2.8通しの広角ズームレンズが登場。これで広角から望遠までをF2.8でカバーする「大三元」レンズがそろった。 - 独特の広さや歪みを楽しみたくなる魚眼レンズ――オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」
魚眼レンズと聞くと、特殊な用途にしか使えないと思いがちだが、F1.8と非常に明るくレンズ前2.5センチまで寄れるこのレンズは、誇張されるパースやデフォルメ効果、独特のボケを生かした面白い写真が撮れる。 - 「OM-D E-M1」と「OM-D E-M5 Mark II」に新ピクチャーモードなどを追加するファームウェアアップデート
OM-D E-M1とOM-D E-M5 Mark II向けの最新ファームウェアが公開された。ピクチャーモードに「水中」が追加される。またOM-D E-M1でも「LVブースト2」が利用可能に。 - リアル・レゾリューションの解像感は必見、デジタルならではの面白さも搭載――「PENTAX K-3 II」
リコーイメージングのAPS-Cセンサー搭載一眼レフ最上位モデル、「PENTAX K-3 II」の特徴は、高い解像感が得られる「リアル・レゾリューション・システム」。そしてGPSも面白い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.