撮影した写真をスマホに自動転送するEXILIM 「EX-ZR3000」「EX-ZR60」を発売
バッテリーは節約しつつ、撮った端から写真をどんどんスマートフォンに転送できてしまう便利なデジカメ、EXILIM「EX-ZR3000」と「EX-ZR60」がカシオ計算機から登場する。
カシオ計算機が7月22日、デジタルカメラEXILIMシリーズの最新モデルとして、「EX-ZR3000」を7月31日から、「EX-ZR60」を8月28日から販売すると発表した。価格はオープンプライス。EX-ZR3000の実売予想価格は5万2000円(税別)、EX-ZR60の実売予想価格は3万2000円(税別)。
EX-ZR3000とEX−ZR60は、どちらもBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)とWi-Fiを活用することで、撮影した写真を自動でスマートフォンに転送できる機能「エクシリム オートトランスファー」に対応を備えたコンパクトデジカメ。光学ズームレンズを生かしたデジカメならではの写真でも、簡単にスマートフォンからSNSに投稿したり、メールで送ったりできる。また自動転送はしないまでも、カメラの電源をオフにしたままスマートフォンからカメラを起動し、カメラ内の写真を閲覧・コピーすることも可能なので、カメラとスマートフォンを毎回Wi-Fiで接続しなくても簡単に写真データのやり取りができる。
EX-ZR3000
EX-ZR3000の撮像素子は1/1.7型裏面照射型CMOS。有効画素数は1210万画素で、光学12倍(35ミリ判換算で25〜450ミリ相当)のズームレンズを備える。5軸の手ブレ補正も備え、暗い場所や逆光などでもきれいに写真が撮れるという。画像処理エンジンにはEXILIMエンジンHS Ver.3を搭載しており、新開発のセンサーと合わせて高度な補正が可能だ。
背面の液晶モニターはチルト式で、180度上に上げれば自分撮りにも対応可能。肌のなめらかさや肌の色も変えられるメイクアップモードも備えた。ZRシリーズならではの、フロントシャッターボタンも健在だ。
外形寸法は幅108.3×高さ61.5×奥行き36.7ミリ(突起部除く奥行き28.0ミリ)、重さは約248グラム(バッテリー、メモリーカードを含む)。ボディカラーはホワイトとブラックを用意する。
EX-ZR60
EX-ZR60は、コンパクトなボディと背面全体が180度上まで回転するユニークな形状が特徴のデジカメ。1/2.3型で有効約1610万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、35ミリ判換算で25〜250ミリ相当の光学10倍ズームレンズを搭載する。光学式の手ブレ補正も備えた。少し厚手の手帳のようなデザインが特徴だ。
高速なAFは上位モデル譲りで、カメラに向かって手を振ると、その動きを感知してタイマーが作動するモーションシャッターなども搭載する。メイクアップモードなどのエフェクトも楽しめる。
ボディカラーはホワイト、ピンク、グリーンの3色。外形寸法は幅99.6×高さ59.5×奥行き25.0ミリ、重さは約202グラム(バッテリー、メモリーカードを含む)。
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