さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。オリンパスプラザ 東京で、2015年11月20日から開催するケースケ・ウッティー 写真展 「イエネコの野生」を案内する。
イエネコとは、私たち人間が古くからペットとして慣れ親しんでいる「ネコ」のことである。イエネコの起源はリビアヤマネコであるといわれているが、分類学上ではヤマネコの一亜種とされている。しかし現在では完全に家畜化され、犬と共にペットとして広く愛玩されている。イエネコは野生動物ではないが、その本能には野生が色濃く存在する。家の近くに広大な空き地があり、そこで見かけるイエネコ(特定の飼い主の居ない宿無しネコ、いわば野良ネコ)達と少し距離を置き、野生動物を撮影する時と同じスタンスで向き合ってみた。撮影のルールは、「撫でない、話しかけない、エサをやらない」。すると彼らの自然な表情、暮らしぶりを目撃することができた。イエネコの寿命は飼いネコで 10年以上、野良ネコは 3年〜5年程だといわれている。「野良ネコは自由気ままでいいな〜」とよく耳にするが、彼らの生活は飼い猫と違って過酷だ。作品を通してイエネコの野生が伝わり、野良ネコ問題に目がいくきっかけとなればうれしく思います。
写真展の詳細
名称 | ケースケ・ウッティー 写真展 「イエネコの野生」 |
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開催期間 | 2015年11月20日(金)〜2015年11月25日(水) |
開館時間 | 11時00分〜19時00分(最終日15時終了) |
定休日 | 木曜 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ東京 |
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