キヤノン、Wi-Fi搭載のエントリー一眼レフ「EOS Kiss X80」を発表
キヤノンがエントリークラスのデジタル一眼レフカメラを2年ぶりにリニューアル。Wi-Fiを搭載したほか、画像処理エンジンをDIGIC4+に強化した「EOS Kiss X80」を発売する。
キヤノンが3月14日、Wi-FiとNFCを搭載し、スマートフォンなどと簡単に連携可能なエントリータイプのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X80」を発表した。「EOS Kiss X70」の後継モデルに位置付けられる。発売は4月14日。価格はオープンプライスだが、実売予想価格はボディ単体が4万6000円前後、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」が付属するレンズキットが5万5000円前後。
約2年ぶりのリニューアルとなるEOS Kiss X80では、有効約1800万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーに変更はないが、画像処理エンジンを「DIGIC 4」から「DIGIC 4+」に強化。処理速度が向上している。連写性能は最高で秒間約3コマ。常用ISO感度は100〜6400、拡張で12800まで対応可能だ。一眼レフならではの光学式ファインダーは視野率95%、AFポイントは9点で中央はクロスAFとなっている。
被写体や情景に応じて、フォーカス/露出/ホワイトバランス/オートライティングオプティマイザ/ピクチャースタイルの5つをカメラが制御する全自動の撮影モード「シーンインテリジェントオート」を搭載しており、カメラ任せで気軽に写真撮影が可能。「くっきり鮮やかに」「暖かくやさしく」「しっとり深みのある」「ほの暗くひっそりと」といったイメージに合わせて、ホワイトバランスやピクチャースタイル、露出などを自動で調整してくれる「表現セレクト」機能も引き続き備える。
背面の3型液晶モニターは、画素数が92万ピクセルに増加しており、X70より見やすくなった。操作部材は右側に集中して配置されており、グリップを握ったままでも操作しやすいよう配慮している。
新たに搭載したWi-Fi機能は、アプリと連携させることで、撮った写真をすぐにスマートフォンに転送可能。スマホでは撮れない写真でもその場で共有できる。NFCも搭載するため、Androidスマートフォンならカメラにスマートフォンを近づけるだけでWi-Fiの接続設定ができる。
外形寸法は幅約129.0×高さ101.3×奥行き77.6mm。バッテリーとメモリーカードを含む重さは約485g。
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