ミドル世代の視点でみたGALAPAGOSホームモデル大人のためのGALAPAGOS講座(2/3 ページ)

» 2010年12月27日 18時30分 公開
[池田圭一,ITmedia]

初号機のユーザーターゲットは20〜40歳代のIT業界人?

裏側下部中央にminiUSBコネクタを装備、このコネクタを介して充電やパソコンとの同期を行う

 続いて本体裏面に目をやると、コーナー部分がゆるやかな曲面となったカバーで全体が覆われている。目立つのは上部中央のGALAPAGOSロゴと下部のUSBコネクタの切り込みで、放熱用スリットなどは無く、均質なマット(つや消し)塗装で仕上げられている。指紋は付きにくいが、若干ながら皮脂が残るようだ。

 下部切り込みには、本体内バッテリーへの充電、およびデータ転送(PCとの同期)を行う、miniUSBコネクタがある。このコネクタ位置および形状は小型IT機器の扱いに慣れていないと面倒だ。専用クレードルを用いたコネクタレスでの充電、あるいは、無線LANを介してのデータ交換などを将来モデルには期待したい。

向かって左カバーをあけるとmicroSD/microSDHCスロットがある。指先の太い筆者にとってカードの出し入れは微妙な作業だった

 miniUSBコネクタの左右は、弾力性のあるシリコン樹脂をヒンジにしたフラップ状のカバーで覆われている。ノッチ部分にツメ先などを入れて手前に引き出すとロックが外れて上に開く。向かって左側のフラップ内にはmicroSD/microSDHCスロットがあり、付属する容量8GバイトのmicroSDカードはそこに差し込んで使う。右側のフラップカバーの内部も同じような構造となっているが、スロットは見当たらず、シリアル番号とバーコードが記されたシールがはられていた。SIMカードを挿入するスペースとして確保されているようにも見えるが、さてどうだろう。

 裏面では、上部電源ボタンの下にスピーカー穴がある。また、無線LANアンテナは裏側の向かって左中央に配されている。本体周囲を囲むシルバーの部分も基本は金属製だが、無線LANアンテナがある部分のみ、樹脂製になっている。ここを手で持っていると電波状態が悪化するので注意したい。

右側カバーも開閉するが、特にインタフェースが隠されているわけでもない。(写真=左)/現時点では特に利用しないが、音声コンテンツのためにスピーカーも装備されている(写真=右)

 次に、ディスプレイ表面を見ていこう。ほぼ全面がガラスパネルで覆われており、静電容量方式のタッチパネルとなっている。上部右には、バッテリーインジケータ、無線LANインジケータランプがあり、そのさらに左にはバックライト明るさ自動調節用の照度センサーが見える。

バッテリーランプは充電時に点灯、残量低下時に点滅。非常に見えにくいが左にあるのが外光の照度センサーだ(写真=左)/オーディオジャックと、周辺フレームと一体化するようデザインされた電源キー(ボタン)

バックキーとホームキー、すべてタッチパネルで操作できればよいのだが、これらのキーを押さなければならない場面もある

 その上にはオーディオ出力ジャックと、電源キーがある。電源キーは小さなボタンで縁取りのシルバー部分と一体化しており、手探りでは場所が分かりにくく操作しにくいのがネックだ。このキー(ボタン)を、長押しすると電源オン/オフ、普通に短く押すとサスペンド入り/復帰となる。

 本体の上部と下部はぱっと見では見分けにくいが、よく見ると本体シルバー部分のデザインが異なり、真横から見ると引き伸ばされた平行四辺形になっている。その下部には、前の操作画面に戻るバックキーと書棚表示に戻るホームキーがある。

 ちなみに、タッチパネルは、ごくわずかに指で触れても反応するほど感度が高く、新聞紙であれば20枚程度あるいはタオル生地の布越しでも反応した。ポリ袋などに入れて指で触れるぐらいでは使い勝手に何の影響もないが、手袋越しでは難しいようだ。

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