出版業界で起こったニュースにならない出来事をまとめてお届けする週刊連載。こうしたトピックの中に今後のヒントが隠されているかも?
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沼田まほかる著の同書は2008年2月に初版2万部で文庫化。しばらくは目立った動きがなかったが、双葉社から沼田氏の新作が出た後、「エロ怖さ」をアピールしたパネルを店頭に置いて大ブレイク。6月末から3カ月半で48万部を重版した。11月末には新潮文庫『アミダサマ』も発売される。
双葉社の文庫『猫鳴り』(2010年9月刊)も18万部とヒット、4月に発売した単行本『ユリゴコロ』は5万部。
各取次会社で規格が違っていた折りたたみコンテナのサイズを統一することにより、共同配送で重ねて運ぶことができるようになる。荷崩れがなく荷傷みもなくなるほか、大量購入によるコスト削減、ダンボールの使用を減らすことで二酸化炭素の削減効果もある。今後、順次運用を広めていく。会員取次会社は29社。
10月11日、トーハンの関連会社、デジタルパブリッシングサービス(DPS)の臨時株主総会および取締役会が行われ、同社社長に鈴木仁氏が新任した。本社の上席執行役員と兼務する。また、鵜澤吉記前社長は本社のデジタル事業部長に就いた。
新潮社が発行する同書が、10月18日出来の24刷・3000部の重版で10万1000部に達した。同書は窪氏のデビュー作。2010年7月、初版5000部で刊行したが、本屋大賞2位に選ばれたほか、山本周五郎賞も受賞し、1年2カ月を掛けて10万部突破となった。
同社発行で、無名の著者によるデビュー作が10万部を超えるのはここ数年では例がないという。
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