もう7年目となるGoogle Book Search裁判。原告団からThe Authors Guildなど作家本人以外を排除するよう求めていたGoogleだが、判事はこれを却下した。
現地報道によると、2005年に始まった「Google Book Search訴訟」について、ニューヨーク連邦地裁のデニー・チン判事が作家団体The Authors Guildなどが原告団に残ることを認めた模様。
袋小路状態になってからすでに7年目となる本裁判では、今年1月に被告側のGoogleが原告団からThe Authors Guildなど作家本人以外を排除するよう裁判所に要請。今月初めに行なわれた公聴会を経て、チン判事は「クラスアクション訴訟の範囲内である」として5月31日にその要請を却下したとのこと。
この要請却下により、Google側、そしてGoogle側に寝返ってThe Authors Guildの“はしごを外そうとした”出版社団体AAPなどにとっては、不利な情勢になりそうだ。
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