楽天が7月19日、ついに電子書籍サービスを開始する。「社運をかけて取り組む」と強い意欲を示す楽天だが、前日の7月18日、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏自ら都内2個所で緊急店頭プロモーションを実施した。
楽天がカナダの電子書籍サービス事業者であるKoboの買収を発表したのは2011年11月。グローバルでサービスを展開するKoboは、カナダのAmazonとも呼ばれる企業だ。そのAmazonも電子書籍リーダー「Kindle」を近日発売とアナウンスしているが、楽天は先んじて電子書籍リーダー「kobo Touch」を7980円で販売、国内でのサービスを開始することになる(関連記事参照)。
kobo Touchの発売に当たって、丸善やジュンク堂、文教堂、TSUTAYAの店頭では7月3日から店頭展示が行われているが、この日の夕刻、丸善の丸の内本店とビックカメラ有楽町店に姿を現した三木谷氏は、今までの電子書籍にあった堅いイメージをkobo Touchが払しょくするだろうと話し、国内のサービスインに自信を見せた。ストアサービスである「koboイーブックストア」についても3万タイトルのラインアップからスタートし、毎日1000タイトル増やし年内に20万タイトルを目指したいとした(ストアのオープンは7月19日15時の予定)。
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