小学館が1922年(大正11年)の創業から90周年を迎えた。これを記念し、全社員に楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」が配布された。
小学館は8月8日、1922年(大正11年)の創業から90周年を迎えた。これを記念し、全社員に楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」を配布したことを明らかにした。
社員に対し電子書籍リーダーを配布する出版社の取り組みとしては、ちょうど1年前の2011年8月8日、講談社がソニーの「Reader」を全社員に配布する旨を発表している。
今回小学館では、端末の利活用を促進する目的で、配布するkobo Touchに同社発行の『のぼうの城 上巻』『のぼうの城 下巻』『神様のカルテ』プリインストール。年末まで毎月、さまざまジャンルから自社タイトルを追加インストールできるように準備しているという。
小学館はプレスリリースの中で以下のように今後の展望を述べている。
電子書籍と紙の本は棲み分けをしながらお互いに相乗効果をもつものと考えています。電子端末での読書を体験することにより、電子書籍と紙の本が近づくことで生み出される、新たな出版文化の「誕生」に期待をしています。紙の本で復刊出来なかった名著や懐かしいタイトルがデジタルで蘇ります。新たな才能が世の中に出てくるかもしれません。
こういった可能性を読書環境の拡がりにつなげていきたいと考え、その多様性に対応すべく、今回の電子端末の配布を、出版人としてのスキルを高める一助にしていく所存です。新しい読書メディアに親しみ、新しい時代に向けて出版には何が出来るのかを展望しながら、さらに多くの皆様の読書生活が、より豊かになる試みに挑戦していきたいと考えております。
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