Appleと大手出版社による電子書籍の価格談合に関する裁判で、iBookstoreの米国内での市場占有シェアなどが語られた。
2012年4月に米国司法省が、大手出版社やApple社と交わしている電子書籍のエージェンシーモデル価格契約を違法であると告発した裁判が先週から始まっている。6日目となる月曜日、司法省側とApple弁護団の激しい舌戦となったが、そのやり取りの中で意外な数字が公にされたようだ。
米出版業界誌「Publishers Weekly」によると、司法省側からiBookstoreの米国内での市場占有シェアを問われたApple取締役のキース・モエレ氏は「20%だ」と答えた模様。基本的に電子書籍ベンダーはどこも自社のマーケティング数値を明らかにすることはないが、直近の民間の市場調査会社の調査でもiBookstoreの米国市場シェアは多くて15%程度と見られていたため、意外に勢力を伸ばしているようだ。
また、モエレ氏は「昨年だけで+100%成長している。(世界での)ユーザー数は1億人程度だ」とも答えている。これは全世界でアクティベートされたiOS機器の約4分の1に相当する。
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米司法省 vs. Appleの電子書籍「エージェンシーモデル」裁判、来年6月に開廷決定Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.