第2回 日本エンタメ小説大賞の受賞作が発表、大賞作は出ず

優秀賞は、田井庸介さんの『幻想のソネット』と山田明さんの『マラバ・テマルとの十四日間』。2作品はリンダパブリッシャーズから出版予定。

» 2014年08月01日 15時28分 公開
[宮澤諒,eBook USER]
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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は8月1日、第2回「日本エンタメ小説大賞」の受賞作品を発表。今回、大賞は選出されなかった。

 同賞は、CCC・ニッポン放送・リンダパブリッシャーズの3社が共同で開催する文学賞。作品の映画化を目的としており、審査員長は映画プロデューサーが務める。第2回の審査委員長を務めたのは、「るろうに剣心」や「のぼうの城」をプロデュースした久保田修さん。

 第1回では、大賞に中得一美さんの『嫁の心得』、優秀賞に初瀬礼さんの『血讐』、紺野理々さんの『トロ箱から、ヒーローは生まれない。(文庫化で『西野に世界は無理だろう』へ改題)』がそれぞれ受賞している。

『嫁の心得』(中得一美) 『嫁の心得』(中得一美)
『血讐』(初瀬礼) 『血讐』(初瀬礼)
『西野に世界は無理だろう』(紺野理々) 『西野に世界は無理だろう』(紺野理々)

 なお優秀賞には、田井庸介さんの『幻想のソネット』と山田明さんの『マラバ・テマルとの十四日間』が選ばれた。2作品は、受賞者による原稿の見直しの後、リンダパブリッシャーズから出版される予定。

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