スーパー・小売業界大手の英Tescoが自社の電子書店をクローズ。その受け皿は楽天Koboとなった。
スーパー・小売業界大手の英Tescoは、自社で運営していた電子書店「blinkbox Books」の事業継続を断念、引受先を探していたが、楽天Koboを受け皿とすることで同社と合意に達した。これにより、blinkbox Booksのユーザーがそれまで購入した書籍は、Koboのプラットフォームへ移行が可能となる。
blinkbox Booksでは向こう数週間のうちに、移行の方法を案内したメールをユーザーに対して送付する考え。利用者の移行状況に応じてアプリも数カ月以内に終了させる予定。なお、Tescoは自社ブランドのAndroidタブレット「Hudl」を販売しており、そこにはblinkbox Booksのアプリがインストールされているが、これらはファームウェアのアップデートで楽天Koboのアプリに切り替わる予定となっている。
楽天Koboは近年、他ストアが閉店する際にそのユーザーを引き継ぐ動きをよく見せている。記憶に新しいところでは、2014年にソニーの電子書籍事業「Reader Store」が北米や欧州圏から撤退したとき、その移行先として名乗りを上げている。これにより楽天Koboは10万人規模のアクティブユーザーを獲得したわけだが、それと同じことがTescoとの間でも今まさに起こっている。
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