重要文化財の「狭衣」など貴重な資料を順次公開していく。
東洋大学附属図書館は3月20日、所蔵する貴重書のデジタルデータを「貴重書デジタルコレクション」としてWeb上で公開した。
同図書館には、重要文化財の「狭衣」をはじめとするさまざまな貴重書が保存されているが、資料保存の観点から一般公開することが困難なこともあり、今回のようなWebで紹介するという方法を採ったという。
資料は「古写本」「絵巻物」「浮世絵・刷り物」「戯作」「ちりめん本」「洋書」の6つに分類。各ページでは、書名や作者、刊行年などといった情報はもちろん、精細な画像を添えて作品を紹介している。現在公開中の貴重書は11点とまだ少ないが、順次増やしていくとしている。またこれらの著作権は東洋大学に帰属し、画像データを利用する場合には「資料利用許可願」の提出が必要となる。
このほか、同図書館所蔵資料のデザインを利用したブックカバーデータも無料で配布している。挿絵画家のウォルター・クレインによる絵本「Beauty and the beast picture book」をはじめ、「In fairyland」「The Wizard of OZ」「雪梅芳譚犬の草紙」「妖怪絵巻」「百鬼夜行絵巻」「稲生物怪録(1)(2)」の8種類。
プランゲ文庫や日本占領関係資料など電子化 国立国会図書館デジタルコレクション
文化庁、マンガ・アニメなどの作品情報を集約したデータベースを開設
郷土資料をWebで公開「香川県立図書館デジタルライブラリー」がオープン
佐賀県立図書館、電子書籍「佐賀の自然デジタル大百科事典」の第1弾を7月1日に公開
使い倒せ、国立国会図書館デジタルコレクションCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.