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ACCESS、人気電子書籍リーダーアプリ「i文庫」のAndroid版をリリース
国内で人気の電子書籍リーダーアプリ「i文庫」のAndroid版がリリースされた。ビューアとして完成度の高いi文庫がAndroidアプリでも人気を博すか。
Androidアプリでもi文庫
ACCESSは1月18日、渚技研がiPhone/iPad向けに提供している電子書籍リーダーアプリ「i文庫」のAndroid版を開発、「i文庫 for Android」として同日からAndroid マーケットで配信開始した。価格は7.99ドル。2月25日まではキャンペーン価格として5.99ドルで提供する。
「i文庫」は、多くの文学作品などをインターネット上で無料公開している青空文庫の書籍コンテンツを手軽に読める電子書籍リーダーアプリとして、国内で人気が高い。財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2010年度グッドデザイン賞」(Gマーク)も受賞している。
基本的な機能はiPhone/iPad向けに提供されているものと同様で、青空文庫形式のほか、PDFやJPEGといったファイルフォーマットに対応。青空文庫からの書籍ダウンロード機能や本棚管理機能が用意されている。
ACCESSは、2010年7月に渚技研と協業を発表しており、i文庫のAndroid版リリースを予告していた。EPUB対応も予定に入っていたが、今回は見送られている。同社は今後、各出版社の協力の下、実用書やライトノベル、コミックなどをこの枠組みの中で提供する意向を示している。
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