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パナソニックの「UT-PB1」、専用端末の殻を脱ぎ捨てる
楽天の電子書籍ストア「Raboo」の専用端末として発売されたパナソニックの7インチタブレット「UT-PB1」がファームウェアアップデートで紀伊國屋書店BookWebPlus、BookLive!、eBookJapanをアプリを受け入れた。
楽天の電子書籍ストア「Raboo」の専用端末として8月に発売されたパナソニックの7インチタブレット「UT-PB1」がファームウェアアップデート、複数の電子書籍ストアが利用可能になった。
11月29日のファームウェアアップデート(バージョンは1.06.02)により、ホーム画面下のメニューバーに「他のブックストア」という項目が追加され、そこから紀伊國屋書店BookWebPlus、BookLive!、eBookJapanといった電子書籍ストアが利用できる。各電子書籍ストアのAndroidアプリが用意された格好で、Rabooを含めた4ストアで購入した電子書籍が1つの本棚(マイシェルフ)に並ぶわけではないことに注意したい。なお、11月29日以降に販売されるUT-PB1は最新のファームウェアとなっている。
UT-PB1はRabooの専用端末として登場したが、約3万5000円という価格などがネックとなり、十分な存在感を放てないでいる。そんな中、楽天は11月にカナダの電子書籍Koboを買収、来年早々にも安価なKoboの電子書籍リーダーなどを国内でも発売する意向。今後の立ち位置が不透明な状況にある中、間口を広げたい各電子書籍ストアの考えとうまく合致した格好だ。
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